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藍より昏く秘めやかに (ショコラ文庫) 文庫 – 2016/9/10

4.1 5つ星のうち4.1 117個の評価

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購入オプションとあわせ買い

代議士の父が倒れ、祖母の法事で代わりに挨拶することになった航一郎は、十年ぶりに幼馴染みの湊と再会する。過去、航一郎のせいで父が逮捕され自分を憎んでいるはずの湊はなぜか「貴方の秘書になるために来ました」と言い、挨拶原稿をすり替えてまで航一郎に後継の宣言をさせた。その後、父の秘書の不正調査への協力を求められた航一郎は、負い目から議員事務所入りを承諾するが、なしくずしに湊と同居することになってしまい ……。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 心交社 (2016/9/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2016/9/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 文庫 ‏ : ‎ 293ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4778120639
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4778120634
  • 寸法 ‏ : ‎ 10.7 x 1.8 x 14.8 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.1 5つ星のうち4.1 117個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中4.1つ
5つのうち4.1つ
117グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2023年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供の頃からずっと好きでした!という設定はよくありますが、
社会派ドラマのような重厚な文体で物語の空気感を伝えているように感じ読み応えがありました。
2023年1月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
BLものいうより、小説としてとても面白かったです。初めて訓ませていただいた作家さんです。こんなストーリーを書かれるBL作家さんがいたのかぁ?!って感動ものです。
主人公と湊、そして主人公の父(大物政治家)とその親友(元秘書)の関係と心が重なり合い合い、物語を深くさせています。
それに、主人公と父との確執も興味深かったです。
最後に、主人公の父親が取ったのに決断は、主人公と湊を新しい可能性大へと生かすことになります。
二人が今後どうなるのか・・・?もしかしたら、主人公は父と同じ道を選ぶのか・・・・?
でも、例え同じ政治家の道を行くことになろうとも、それは彼の道になるのだと思います。
うーん、本当は、主人公が政治家として出発するところがみたいです。
続きが読みたいです。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年7月23日に日本でレビュー済み
全体的に暗いお話ではありますが、
BL にありがちなファンタジーではない世界観がある、良作です。

地方の大物政治家の息子である受は、
パニック障害から父から見放され、東京で安定した生活していたが、
父が倒れ、祖母の法事で母親にすがられ帰省したところを、
一時一緒に暮らしていた父親の不正を被った秘書の息子である攻の港の策略にはまり、
地元での活動に巻き込まれる。

二人が一緒に生活するなか、
パニック障害の原因のひとつでもあった、二人の関係は近づいていく。
しかし、港が目指していたのは父親たちと同じ政治家と秘書の関係。
それなのに、港の触れかたは性的になっていって…

執着が愛情に変わっていく二人の行く末は

というところでしょうか。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「蟻の婚礼」を先に拝読し、緻密な世界観の表現力と繊細な心情描写で完成されたストーリーに胸が踊り、ほかの作品も是非読んでみたいとこちらも購入させて頂きました。
一読者が偉そうにコメントさせて頂くのも申し訳ないのですが、始まりから終わりまで違和感を感じることのない物語が何より読んでいて心地が良かったです。同性の恋愛ですと、ストーリー上疑問や違和感を抱くようなことが多少なりともあり、今までファンタジー色の強いものを好んで読んでいたのですが、それを現代社会ましてや政界というお堅い舞台で作り上げられたことに驚きました。
物語が進むなかで徐々に明らかにされていく、代議士の息子、航一郎の過去のトラウマやそれに因る"病気"。なにが彼のトラウマでどんな病気が航一郎を苦め弱みとなっているかが、とても気になりどんどん読み進めてしまいました。そして航一郎のトラウマの根源、幼馴染であり代議士の父が倒れている間の航一郎の秘書となる湊が抱えている想いが、憎しみなのか、愛なのか、はたまた同じように代議士と秘書であった父達の"再現"なのか、こちらも同じようにハラハラドキドキさせられました。
それらが我々読者の中に構築されていくこの物語の世界観と、航一郎と湊の膨らんでいく心情にぴたりと添うように明らかになっていき、これを作り上げた手嶋先生の文才に驚き、そして読了の心地良さに浸りました。
長々と感想文の様な駄文になってしまいましたが、こちらの作品に出会えたことを本当に嬉しく思っております、またこれからも手嶋先生の作品を楽しみにお待ちしております。

追記
大好きな作品「愛しのストレンジマン」の著者であるamco先生の挿絵は航一郎と湊のイメージや、仄暗いお話にとてもマッチしていて物語を馴染み深いものにしてくださいました。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2017年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
きちんと世界観もあり、受け攻めのキャラも立っていて
素晴らしい作品に出合えたと思いました。
トラウマ美人受けも性格がなよなよしていなく男性らしく個人的に
とても好きでしたし、腹黒攻めもかっこよかったです。

受けがただ流されるだけでないのが本当に良かった。

胸をわしずかみにされる感覚を久々に味わえて感動しました。
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年2月24日に日本でレビュー済み
身も蓋もないけれど、不正についてすぐ警察に言って調べてもらえばいいのにと思ってしまった。
自分が不正に関わったフリをして調査していたのに、なぜ捕まらなかったんだろうか。

お話はとても面白かったです。
続きが読みたい。