ある本で推薦されていた本なので、読み始めましたが内容がやはり専門的な箇所が多く読み続けるのが大変でした。
タイトルが刺激的ですが、太陽の活動がいかに異常かを説明しますが、イマイチ説得力がないような気もします。
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“不機嫌な”太陽-気候変動のもうひとつのシナリオ 単行本(ソフトカバー) – 2010/3/12
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太陽活動低下等により地球大気中へ宇宙線の侵入量が増加し下層雲を形成。その結果、地球が寒冷化するという新しい学説(スベンスマルク効果)を、主観や感情を交えず平易な言葉で語る。この太陽と宇宙が支配する「もうひとつのシナリオ」が、喫緊の問題として取り上げられている気候変動の未来予想に一石を投じる。海外で話題となった著作の邦訳本。
- 本の長さ252ページ
- 言語日本語
- 出版社恒星社厚生閣
- 発売日2010/3/12
- 寸法21 x 15.2 x 2.2 cm
- ISBN-104769912137
- ISBN-13978-4769912132
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商品の説明
著者について
桜井/邦朋
現在、早稲田大学理工学術院総合研究所客員顧問研究員、横浜市民プラザ副会長、アメリカアラバマ州ハンツビル市名誉市民。1956年京都大学理学部卒、理学博士。京都大学工学部助手、助教授、アメリカNASA上級研究員、メリーランド大学教授を経て、神奈川大学工学部教授、同学部長、同学長を歴任。研究分野は高エネルギー宇宙物理学、太陽物理学
青山/洋
技術翻訳家。1966年兵庫農科大学(現神戸大学農学部)農芸化学科卒業。塩水港精糖(株)で省エネ等の技術業務に携わる。情報処理1種2種、環境・一般計量士、翻訳書:省エネのためのピンチ解析法(Linnhoff)(シーエムシー)、食品工業誌掲載:宇宙気候学(Svensmark)(2回)、結晶学入門(Phillips)(47)、検糖計の砂糖目盛の新しい基準値について、商取引の右側通行による等価交換と複式簿記(2)
現在、早稲田大学理工学術院総合研究所客員顧問研究員、横浜市民プラザ副会長、アメリカアラバマ州ハンツビル市名誉市民。1956年京都大学理学部卒、理学博士。京都大学工学部助手、助教授、アメリカNASA上級研究員、メリーランド大学教授を経て、神奈川大学工学部教授、同学部長、同学長を歴任。研究分野は高エネルギー宇宙物理学、太陽物理学
青山/洋
技術翻訳家。1966年兵庫農科大学(現神戸大学農学部)農芸化学科卒業。塩水港精糖(株)で省エネ等の技術業務に携わる。情報処理1種2種、環境・一般計量士、翻訳書:省エネのためのピンチ解析法(Linnhoff)(シーエムシー)、食品工業誌掲載:宇宙気候学(Svensmark)(2回)、結晶学入門(Phillips)(47)、検糖計の砂糖目盛の新しい基準値について、商取引の右側通行による等価交換と複式簿記(2)
登録情報
- 出版社 : 恒星社厚生閣; A5版 (2010/3/12)
- 発売日 : 2010/3/12
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 252ページ
- ISBN-10 : 4769912137
- ISBN-13 : 978-4769912132
- 寸法 : 21 x 15.2 x 2.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 266,218位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 738位宇宙学・天文学 (本)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年9月29日に日本でレビュー済み
本書は、宇宙線や暗黒物質などの太陽圏の外側からの諸視点による、
≪それら≫と諸惑星との関係性を考察しているような書である。
諸銀河系の外側と太陽圏内の諸流れ——
暗黒物質・宇宙粒子群・暗黒星雲/太陽風/惑星回転・惑星移動/諸撹乱と遷移など
——からの諸視点において、その帰結となるものを本書では考察している。
(太陽圏と、その外側の事態の総体/諸撹乱と遷移/全球凍結・スターバースト)
(14C・12C・N/その他の諸暗黒/比率/度合い/反復)
訳者あとがきにおいて、以上のような事態の概説がなされている。
(訳者あとがき)
・40万年周期/4回(南極の氷床コア)
・温暖期/約1万年
・寒冷期/約9万年
(先に温度が上昇し、のちに炭酸濃度が上がっている)
(海水中に溶けていたものが出てくる/ビール炭酸などのようなもの)(230)
・吸収エネルギー=反射エネルギー(太陽/地球=1366w/m×m)
① 外大気層(反射)
② 大気層(大気・雲/反射)
③ 地表(陸地・海洋/鉄・草地・土壌/反射)(228)
・太陽の黒点が少なく、活動周期が長い時には寒冷化することになりますが、
現代は、ちょうどその時期なので(~)動物や植物や昆虫は(~)を感じる能力を持っていて、
(~)の気候に(~)しているのかもしれません(227)
参考図書
『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』『地殻・マントル構成物質』
『撹乱と遷移の自然史―「空き地」の植物生態学』『地上と地下のつながりの生態学』
『非‐知―閉じざる思考』『きのこと動物-森の生命連鎖と排泄物・死体のゆくえ-』
『呪われた部分 有用性の限界 (ちくま学芸文庫)』『宗教の理論 (ちくま学芸文庫)』
『眼球譚 太陽肛門 供犠 松毬の眼』『『死者』とその周辺 (Le livre de luciole)』
『バタイユの著作集/15巻/14巻/12巻』『ラスコーの壁画 (ジョルジュ・バタイユ著作集)』
『バタイユ―消尽 (現代思想の冒険者たち)』『人工身体論―あるいは糞をひらない身体の考察』
『生物から見た世界 (岩波文庫)』『不可能な交換』『誘惑の戦略 (叢書・ウニベルシタス)』
『ウィトゲンシュタイン全集8/全集9/全集1/全集7』
『ソシュール小事典』『言葉とは何か (ちくま学芸文庫)』
『パスワード 単行本 – 2003/3/15(ボードリヤール)』
『笑い(ベルクソン)』『物質と記憶』
『意識に直接与えられたものについての試論 (ちくま学芸文庫)』
------------------------------------------------------------------------------------
1章 不活発な太陽は氷山多発期を生む
2章 宇宙線の冒険
3章 光輝く地球は冷えている
4章 雲の形成を呼びこむ原因は何か
5章 恐竜が天の川銀河を案内する
6章 スターバースト、熱帯の氷、生命が変化するという幸運
7章 人間は超新星の子供か
8章 宇宙気候学のための行動計画
9章 2008年における追記―炭酸ガスの温室効果は微弱である
------------------------------------------------------------------------------------
(事態の総体)
・太陽と外延太陽からの諸視点(スペンスマルク説)
① 宇宙線(宇宙粒子群)鉄隕石/放射性炭素/その他の放射性各種
② 太陽の自転(回転/太陽風の関係)
③ 宇宙粒子群の太陽への流入量(地球の大気の二次粒子群)
(1645-1715年の寒冷期/マウンダー極小期などからの考察)(225)
・宇宙の撹乱と局所銀河群との関係(スターバーストなど)
① 宇宙線(宇宙粒子群)と冷えつつある星 chilling stars/スターバースト・フレア
② 太陽圏、各惑星の磁気圏(風)および大気の相互作用(オリオン腕/暗黒物質ハローなど)
(191)
③ 諸惑星との諸距離(天の川銀河の中心から太陽までの距離など)(208)
・暗黒物質 dark matter/宇宙粒子群・爆発・グールドベルト
(星間ガス・暗黒星雲/星の分布/太陽圏/他銀河/関係性の考察)(184)
・グールドベルト Gould’s Belt/スターバースト—爆発性の火の輪 explosive ring fire の残骸
(星が取り巻く輪 encircling string of stars)(160)
・天の川内の「暗い島々」は、その向こう側に存在する星の姿を隠す。
これらは、暗黒星雲 dust-clouds と呼ばれるが、星雲ガスが蓄積して、石質状、氷状、
またはタール状の粒子群となったものである(39)
・渦巻銀河の考察
(局所銀河群ハロー・円環/内部構造/暗黒物質(光らない物質)・銀河円盤(光る物質))
(/度合い)
(『宇宙物理への道(佐藤文隆)』)(135頁)
・超新星の種類
・Ⅰa型(太陽と同程度のもの~白色矮星)
・Ⅰb型(水素層が失われるが、ヘリウム層が残っている)
・Ⅰc型(水素層、ヘリウム層が失われている)
・白色矮星は炭素や酸素を主成分とするが、それらが核融合反応で一気に鉄まで燃焼することで、
膨大な(~)が発生し、星全体をバラバラに爆発させてしまう(~)
何かの拍子に核反応が過剰に起きたとき、抑制機構を持たない(~)炉のようなもの(~)
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(187頁)
・重力崩壊型超新星(中性子星、ブラックホール)では、
炭素から鉄までのさまざまな(~)元素が周囲にまき散らされることとなる。
それが何百万年という(~)をかけて星間物質と混じり合い、
それが銀河系の至る所で起きている。そのようにして、
(~)元素が増えた星間ガスから次世代の星が生まれ、それが何世代も繰り返される。
そして徐々に、水素とヘリウムだけになった星間ガス中に(~)元素が増えていく。
太陽系では、銀河系で星形成が始まってから50億年以上経ってから誕生したが、
その母胎となった星間ガスには、
≪それまでの構成誕生と超新星爆発の営みの連綿と積み重なった結果≫として、
さまざまな(~)元素が豊富に含まれていた(~)
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(253頁)
・絶え間なく出現する超新星残骸は、星間ガスの加熱源としてもっとも(~)なものである。
星間ガスにおいては、加熱と放射による冷却がめまぐるしく繰り返され、
全体(局所銀河群)として平衡を保ちつつ、
冷却が進んでガスの(~)が高くなったところでは、新たな星が生まれ続けている(~)
(諸)スターバースト銀河と呼ばれるような星形成がきわめて活発に起きている銀河では、
多数の超新星残骸によって加熱された星間ガスが、銀河全体の(~)を振り切り
銀河から飛び出して(別の)銀河空間にまき散らされる。
「銀河風」と呼ばれる現象で、いわば、銀河の「爆発」ともいえよう。
もう一つ、超新星残骸が作り出すものとして(~)なのが、
宇宙線と呼ばれる(~)粒子である。
宇宙線とは、宇宙空間をほぼ光速で飛び交っている(~)や種々の原子核、
電子などの粒子のことである。それが銀河系の星間空間全体をあまねく飛び交っており、
そして地球にも降り注いでいる
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(189頁)
・ガンマ線の極限と可視光残光/ガンマ線バーストの考察
(ジェット/降着円盤/重力崩壊型超新星/ガンマ線・可視光残光/度合い)
(「長いガンマ線バーストと超新星」)
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(218頁)
・可視光線での超新星の働きは、爆発の瞬間が明るく見えているわけではなく、
爆発で作り出された放射性元素が、
エネルギーをじわじわ放出するという「余熱」で光っている(~)
放射性元素が出すエネルギーの一部が可視光線に転化した場合、
(~)炉の残骸が長期にわたってぼうっと光続けることになるだろう
(反跳による衝撃波/外殻/残骸)(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(182頁)
・暗黒物質ハローは周囲から(~)物質を引き寄せたり、
他のハローと(~)することで(~)していく。そして、大きなハローの中のあちこちで、
通常物質のガスの収縮が起こり、多数の星が生まれるようになる(~)
宇宙に生まれた膨大な数の銀河の中では、膨大な数の星が新たに生まれ、燃え尽き、
星間ガスに還るという営みが延々と続けられている(諸銀河の誕生とその後)
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(91頁)
・太陽と地球は、銀河内を絶え間なく移動している(~)(38)
・「地球温暖化が差し迫っている」といわれる命題
(宇宙の撹乱と局所銀河群、太陽系の流動性との関係/矛盾を含意する同語反復)
・13Cの値が絶えず変動(fluctuation)することは、地質、気候、および生物の間の関係が
本来、変わりやすいものであることを示唆している。そして、
地球の歴史の一つの相(phase)から別の相に移ると、13Cの激しさが変化する
(13C/12C/比率/石炭紀などからの考察)(152)
・極微細粒子 specks/雲凝縮核 minute dropsの考察
(菌態・無機態・有機態/溶融度/反射/度合い)(91)
・雲は宇宙線を介して太陽により左右される(~)(5)
・太陽光は、その雲がなければ、その下の地球の表面を温めるが、雲があると、
それに当たった光の半分が宇宙空間に跳ね返される。
さらに雲に当たった太陽光の一部は、雲の内部に吸収される(~)
雲は、地球の表面から熱が逃げ去れるのを阻止することにより、
それ自身が温室効果をもたらす(~)雲の上部は地表よりも温度が低いので、
雲が存在する時の方が、熱の損失が少ない(~)(59)
・諸星の撹乱と遷移の考察
(大気・全球凍結/氷、岩屑、バクテリア/14C・12C・N/比率/度合い)(17)
・爆発、60Fe、同位体、跳ね返りなどの考察
・超新星の燃焼後の灰を(~)すれば、
爆発している星の(~)である核の火の究明することができる(比率)(168)
・われわれの宇宙は、
多宇宙(別の宇宙に含意されたもの)からなる宇宙の広大な混合物の中では、
特別な地位を占めてはいない(~)
ビッグバンの前には(~)エネルギーの「(~)の泡」が(~)
(前-ビッグバンの考察/別宇宙・ビッグクランチ/溶融度/度合い)
(『宇宙のエンドゲーム(フレッド・アダムズ/グレッグ・ラフリン/竹内薫 訳)』) (341)
・根源的な水素は別として、人体中の全ての元素は、1つの星、
また別の星で作られたものである(星屑から構成されている/ホイル)(176)
≪それら≫と諸惑星との関係性を考察しているような書である。
諸銀河系の外側と太陽圏内の諸流れ——
暗黒物質・宇宙粒子群・暗黒星雲/太陽風/惑星回転・惑星移動/諸撹乱と遷移など
——からの諸視点において、その帰結となるものを本書では考察している。
(太陽圏と、その外側の事態の総体/諸撹乱と遷移/全球凍結・スターバースト)
(14C・12C・N/その他の諸暗黒/比率/度合い/反復)
訳者あとがきにおいて、以上のような事態の概説がなされている。
(訳者あとがき)
・40万年周期/4回(南極の氷床コア)
・温暖期/約1万年
・寒冷期/約9万年
(先に温度が上昇し、のちに炭酸濃度が上がっている)
(海水中に溶けていたものが出てくる/ビール炭酸などのようなもの)(230)
・吸収エネルギー=反射エネルギー(太陽/地球=1366w/m×m)
① 外大気層(反射)
② 大気層(大気・雲/反射)
③ 地表(陸地・海洋/鉄・草地・土壌/反射)(228)
・太陽の黒点が少なく、活動周期が長い時には寒冷化することになりますが、
現代は、ちょうどその時期なので(~)動物や植物や昆虫は(~)を感じる能力を持っていて、
(~)の気候に(~)しているのかもしれません(227)
参考図書
『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』『地殻・マントル構成物質』
『撹乱と遷移の自然史―「空き地」の植物生態学』『地上と地下のつながりの生態学』
『非‐知―閉じざる思考』『きのこと動物-森の生命連鎖と排泄物・死体のゆくえ-』
『呪われた部分 有用性の限界 (ちくま学芸文庫)』『宗教の理論 (ちくま学芸文庫)』
『眼球譚 太陽肛門 供犠 松毬の眼』『『死者』とその周辺 (Le livre de luciole)』
『バタイユの著作集/15巻/14巻/12巻』『ラスコーの壁画 (ジョルジュ・バタイユ著作集)』
『バタイユ―消尽 (現代思想の冒険者たち)』『人工身体論―あるいは糞をひらない身体の考察』
『生物から見た世界 (岩波文庫)』『不可能な交換』『誘惑の戦略 (叢書・ウニベルシタス)』
『ウィトゲンシュタイン全集8/全集9/全集1/全集7』
『ソシュール小事典』『言葉とは何か (ちくま学芸文庫)』
『パスワード 単行本 – 2003/3/15(ボードリヤール)』
『笑い(ベルクソン)』『物質と記憶』
『意識に直接与えられたものについての試論 (ちくま学芸文庫)』
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1章 不活発な太陽は氷山多発期を生む
2章 宇宙線の冒険
3章 光輝く地球は冷えている
4章 雲の形成を呼びこむ原因は何か
5章 恐竜が天の川銀河を案内する
6章 スターバースト、熱帯の氷、生命が変化するという幸運
7章 人間は超新星の子供か
8章 宇宙気候学のための行動計画
9章 2008年における追記―炭酸ガスの温室効果は微弱である
------------------------------------------------------------------------------------
(事態の総体)
・太陽と外延太陽からの諸視点(スペンスマルク説)
① 宇宙線(宇宙粒子群)鉄隕石/放射性炭素/その他の放射性各種
② 太陽の自転(回転/太陽風の関係)
③ 宇宙粒子群の太陽への流入量(地球の大気の二次粒子群)
(1645-1715年の寒冷期/マウンダー極小期などからの考察)(225)
・宇宙の撹乱と局所銀河群との関係(スターバーストなど)
① 宇宙線(宇宙粒子群)と冷えつつある星 chilling stars/スターバースト・フレア
② 太陽圏、各惑星の磁気圏(風)および大気の相互作用(オリオン腕/暗黒物質ハローなど)
(191)
③ 諸惑星との諸距離(天の川銀河の中心から太陽までの距離など)(208)
・暗黒物質 dark matter/宇宙粒子群・爆発・グールドベルト
(星間ガス・暗黒星雲/星の分布/太陽圏/他銀河/関係性の考察)(184)
・グールドベルト Gould’s Belt/スターバースト—爆発性の火の輪 explosive ring fire の残骸
(星が取り巻く輪 encircling string of stars)(160)
・天の川内の「暗い島々」は、その向こう側に存在する星の姿を隠す。
これらは、暗黒星雲 dust-clouds と呼ばれるが、星雲ガスが蓄積して、石質状、氷状、
またはタール状の粒子群となったものである(39)
・渦巻銀河の考察
(局所銀河群ハロー・円環/内部構造/暗黒物質(光らない物質)・銀河円盤(光る物質))
(/度合い)
(『宇宙物理への道(佐藤文隆)』)(135頁)
・超新星の種類
・Ⅰa型(太陽と同程度のもの~白色矮星)
・Ⅰb型(水素層が失われるが、ヘリウム層が残っている)
・Ⅰc型(水素層、ヘリウム層が失われている)
・白色矮星は炭素や酸素を主成分とするが、それらが核融合反応で一気に鉄まで燃焼することで、
膨大な(~)が発生し、星全体をバラバラに爆発させてしまう(~)
何かの拍子に核反応が過剰に起きたとき、抑制機構を持たない(~)炉のようなもの(~)
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(187頁)
・重力崩壊型超新星(中性子星、ブラックホール)では、
炭素から鉄までのさまざまな(~)元素が周囲にまき散らされることとなる。
それが何百万年という(~)をかけて星間物質と混じり合い、
それが銀河系の至る所で起きている。そのようにして、
(~)元素が増えた星間ガスから次世代の星が生まれ、それが何世代も繰り返される。
そして徐々に、水素とヘリウムだけになった星間ガス中に(~)元素が増えていく。
太陽系では、銀河系で星形成が始まってから50億年以上経ってから誕生したが、
その母胎となった星間ガスには、
≪それまでの構成誕生と超新星爆発の営みの連綿と積み重なった結果≫として、
さまざまな(~)元素が豊富に含まれていた(~)
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(253頁)
・絶え間なく出現する超新星残骸は、星間ガスの加熱源としてもっとも(~)なものである。
星間ガスにおいては、加熱と放射による冷却がめまぐるしく繰り返され、
全体(局所銀河群)として平衡を保ちつつ、
冷却が進んでガスの(~)が高くなったところでは、新たな星が生まれ続けている(~)
(諸)スターバースト銀河と呼ばれるような星形成がきわめて活発に起きている銀河では、
多数の超新星残骸によって加熱された星間ガスが、銀河全体の(~)を振り切り
銀河から飛び出して(別の)銀河空間にまき散らされる。
「銀河風」と呼ばれる現象で、いわば、銀河の「爆発」ともいえよう。
もう一つ、超新星残骸が作り出すものとして(~)なのが、
宇宙線と呼ばれる(~)粒子である。
宇宙線とは、宇宙空間をほぼ光速で飛び交っている(~)や種々の原子核、
電子などの粒子のことである。それが銀河系の星間空間全体をあまねく飛び交っており、
そして地球にも降り注いでいる
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(189頁)
・ガンマ線の極限と可視光残光/ガンマ線バーストの考察
(ジェット/降着円盤/重力崩壊型超新星/ガンマ線・可視光残光/度合い)
(「長いガンマ線バーストと超新星」)
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(218頁)
・可視光線での超新星の働きは、爆発の瞬間が明るく見えているわけではなく、
爆発で作り出された放射性元素が、
エネルギーをじわじわ放出するという「余熱」で光っている(~)
放射性元素が出すエネルギーの一部が可視光線に転化した場合、
(~)炉の残骸が長期にわたってぼうっと光続けることになるだろう
(反跳による衝撃波/外殻/残骸)(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(182頁)
・暗黒物質ハローは周囲から(~)物質を引き寄せたり、
他のハローと(~)することで(~)していく。そして、大きなハローの中のあちこちで、
通常物質のガスの収縮が起こり、多数の星が生まれるようになる(~)
宇宙に生まれた膨大な数の銀河の中では、膨大な数の星が新たに生まれ、燃え尽き、
星間ガスに還るという営みが延々と続けられている(諸銀河の誕生とその後)
(『爆発する宇宙-138億年の宇宙進化-』)(91頁)
・太陽と地球は、銀河内を絶え間なく移動している(~)(38)
・「地球温暖化が差し迫っている」といわれる命題
(宇宙の撹乱と局所銀河群、太陽系の流動性との関係/矛盾を含意する同語反復)
・13Cの値が絶えず変動(fluctuation)することは、地質、気候、および生物の間の関係が
本来、変わりやすいものであることを示唆している。そして、
地球の歴史の一つの相(phase)から別の相に移ると、13Cの激しさが変化する
(13C/12C/比率/石炭紀などからの考察)(152)
・極微細粒子 specks/雲凝縮核 minute dropsの考察
(菌態・無機態・有機態/溶融度/反射/度合い)(91)
・雲は宇宙線を介して太陽により左右される(~)(5)
・太陽光は、その雲がなければ、その下の地球の表面を温めるが、雲があると、
それに当たった光の半分が宇宙空間に跳ね返される。
さらに雲に当たった太陽光の一部は、雲の内部に吸収される(~)
雲は、地球の表面から熱が逃げ去れるのを阻止することにより、
それ自身が温室効果をもたらす(~)雲の上部は地表よりも温度が低いので、
雲が存在する時の方が、熱の損失が少ない(~)(59)
・諸星の撹乱と遷移の考察
(大気・全球凍結/氷、岩屑、バクテリア/14C・12C・N/比率/度合い)(17)
・爆発、60Fe、同位体、跳ね返りなどの考察
・超新星の燃焼後の灰を(~)すれば、
爆発している星の(~)である核の火の究明することができる(比率)(168)
・われわれの宇宙は、
多宇宙(別の宇宙に含意されたもの)からなる宇宙の広大な混合物の中では、
特別な地位を占めてはいない(~)
ビッグバンの前には(~)エネルギーの「(~)の泡」が(~)
(前-ビッグバンの考察/別宇宙・ビッグクランチ/溶融度/度合い)
(『宇宙のエンドゲーム(フレッド・アダムズ/グレッグ・ラフリン/竹内薫 訳)』) (341)
・根源的な水素は別として、人体中の全ての元素は、1つの星、
また別の星で作られたものである(星屑から構成されている/ホイル)(176)
2013年10月2日に日本でレビュー済み
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太陽の黒点の状況で地球へのいろいろな影響がある様子が描かれていて興味深い。
翻訳者の青山氏とは先日大学の同窓会で会ってこの本の紹介があって購入した。
翻訳者の青山氏とは先日大学の同窓会で会ってこの本の紹介があって購入した。
2014年4月13日に日本でレビュー済み
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まだ研究段階とはいえ
スベンスマルクたちの理論は壮大で統一感があり、
温暖化問題だけで語られるのはおかしいのでは?
自然科学と社会科学を統合できる可能性を感じさせる、
非常に知的好奇心を刺激する名著です。
惜しむらくは文がつまらないところですね。
スベンスマルクたちの理論は壮大で統一感があり、
温暖化問題だけで語られるのはおかしいのでは?
自然科学と社会科学を統合できる可能性を感じさせる、
非常に知的好奇心を刺激する名著です。
惜しむらくは文がつまらないところですね。
2015年5月9日に日本でレビュー済み
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日本ではあまり紹介されていない本。カンブリア紀の生命の大爆発以前に地球全体が氷におおわれて、光合成がゼロで無酸素状態が少なくとも2回。2億年も続く無酸素状態や銀河系の時点と太陽系の運動など。過去の生物の5回以上の大量絶滅など。天文、地質、古生物関係に興味のある人におすすめ。
2010年3月19日に日本でレビュー済み
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低炭素社会を目指すことは必要だとは思う。
でも・・・。
人間活動による二酸化炭素増加は地球表面の話。
地球が宇宙の中に浮かんでいることを考えれば、
太陽活動などによる宇宙線が気候に影響するという著者の説は、
とても説得力があるように感じた。
これだけ長く太陽活動が停滞していることがなんとも不気味。
また、著者の学説が学界で冷遇された経緯は、
懐疑論者の反論を封じ込めようとする者の存在が見え隠れしてさらに不気味だ。
でも・・・。
人間活動による二酸化炭素増加は地球表面の話。
地球が宇宙の中に浮かんでいることを考えれば、
太陽活動などによる宇宙線が気候に影響するという著者の説は、
とても説得力があるように感じた。
これだけ長く太陽活動が停滞していることがなんとも不気味。
また、著者の学説が学界で冷遇された経緯は、
懐疑論者の反論を封じ込めようとする者の存在が見え隠れしてさらに不気味だ。
2016年8月20日に日本でレビュー済み
興味深い内容ではあるものの、やや他の学説との乖離が激しく感じる。
著者が頑張って研究を行い、
それなのに学会で冷遇されてきたことには同情するが、
客観的に書かれていたので歴史的な事実かと思いきや、
実は著者のことだった、ということに気付いたとき、
やや愚痴っぽさを感じてしまった。
すると、科学的事実と主張することの根拠にも
疑問を感じ始めてしまった。
興味を持てるシナリオとして、
頭を柔らかくするために一読するのは悪くないだろう。
著者が頑張って研究を行い、
それなのに学会で冷遇されてきたことには同情するが、
客観的に書かれていたので歴史的な事実かと思いきや、
実は著者のことだった、ということに気付いたとき、
やや愚痴っぽさを感じてしまった。
すると、科学的事実と主張することの根拠にも
疑問を感じ始めてしまった。
興味を持てるシナリオとして、
頭を柔らかくするために一読するのは悪くないだろう。
2013年11月14日に日本でレビュー済み
注目度
本書の英語の原本は、7か国語に翻訳されています。デンマーク語、独逸語、オランダ語、スウェーデン語、ヘブライ語、ロシア語、そして日本語です。そして、本書は、日本の大学関係の146か所の図書室に所蔵されています。その中には、京大の天文台、名大の太陽研、東大の宇宙研、それに極地研が含まれています。
内容
著者のスペンスマルク博士は、元々はカリフォルニア工科大学で高温超電導の研究で世界の最先端で成果を上げられていましたが、30歳代半ばの時に家庭の事情で止む無く母国デンマークの気象庁に移られました。そこで数年後に気候変動の宇宙線・雲説を発表されました。従って本書には、どの様に新しい職場に適応されたのか、どの様に研究テーマを見付けたのか、どの様に新しいアイデアが生まれたのか、新しいアイデアを何時口外すべきなのか、宇宙線と雲との乱雑な相関からどのようにノイズを取り除いたのか、どの様な実験でこの説を確認すればいいのか、実験で予想に反する結果が出た時にどのように考えればよいのか、人から批判された時に、どう対処すればよいのか、更にこの説を発展させるためにどのような研究をすればよいのか、この原理を応用すればどの様なことが分かるのかなど、色々と興味深い話が述べられています。
気候変動の根本原因
この説は、もしも太陽の磁気活動が弱くなれば、銀河系から地球にやってくる宇宙線が増えて雲が多くなり、それがカーテンや日傘の役割を果たすので、地球が受けるエネルギーは減少して寒くなる、というものです。これを拡大解釈すると、太陽直下の暖気の上昇気流が弱まり、両極の寒気が強くなると考えられます。その為に暖気の下降流も弱まるので小笠原高気圧は縮小して南下します。従って、梅雨前線は北上しにくくなり、台風は東寄りの進路を取ると考えられます。また、偏西風も弱まるので両極の寒気を閉じ込めることが出来なくなり、蛇行が起こります。この蛇行が日本の南に来るか北に来るかによって、平年より寒くなったり暑くなったりします。海流も原動力は地球の自転と風なので、風が弱まると黒潮(暖流)の勢いは弱まり、親潮(寒流)は温度が低くなると考えられます。それに、南北アメリカ大陸の西海岸に対する大規模な離岸流(ラニーニャ)と向岸流(エルニーニョ)も起こりにくくなると考えられます。
20世紀は太陽の磁気活動が活発でしたが、21世紀に入ってからは、弱くなって宇宙線も増えているそうです。最近は世界的に洪水が多く、低い高度の薄い雲も多いそうですが、これも雲の核が充分にあることを示しているのだと思われます。
この宇宙線・雲説は地球の46億年間の長期の気候変動だけでなく、最近の気候をも良く説明できるように思われます。
政治と経済の問題
それにも拘らず、炭酸ガスによる地球温暖化説を否定する研究には、世界のどの国でも予算と人事の両面から圧力が掛けられるようです。そして、日本の環境庁、気象庁、及びマスコミ、それに政界や産業界も、未だに、地球温暖化を回避する為に、今後も毎年数兆円を掛けて炭酸ガスの削減策を推し進めようとしています。これは、どうしてなのでしょうか。本書では、政治のことは一切記述されていませんが、Calderの前著”The Manic Sun”(はしゃぎ過ぎの太陽)(1997)、及び、英国BBCの放送「地球温暖化詐欺」(2007.03.08)(you tube)によると、英国のサッチャー元首相が、財政難で科学者に給料が払えなくなった時に、国連から「金は出すから、炭酸ガスによる温暖化を示すデータを出して欲しい」と言ったそうです。また、IPCCの設立(1988)は、東西冷戦の終結(1990)とほほ同じ時で、その時、ゴルバチョフは、これから英米にはソ連に代わる仮想敵国が必要になると言ったそうです。日本が英米から敵国扱いされ、そして既に占領されているのかも知れません。国連自体が第二次大戦後の戦勝国と敗戦国の関係を維持するための機関だそうです(小室直樹氏)。
重要性
現在は、現実の気候に関しても政治の外交に関しても、大きな分岐点に直面しています。そのどちらを採るかの判断を誤らないために、本書は役立つのではないかと思われます。
本書の英語の原本は、7か国語に翻訳されています。デンマーク語、独逸語、オランダ語、スウェーデン語、ヘブライ語、ロシア語、そして日本語です。そして、本書は、日本の大学関係の146か所の図書室に所蔵されています。その中には、京大の天文台、名大の太陽研、東大の宇宙研、それに極地研が含まれています。
内容
著者のスペンスマルク博士は、元々はカリフォルニア工科大学で高温超電導の研究で世界の最先端で成果を上げられていましたが、30歳代半ばの時に家庭の事情で止む無く母国デンマークの気象庁に移られました。そこで数年後に気候変動の宇宙線・雲説を発表されました。従って本書には、どの様に新しい職場に適応されたのか、どの様に研究テーマを見付けたのか、どの様に新しいアイデアが生まれたのか、新しいアイデアを何時口外すべきなのか、宇宙線と雲との乱雑な相関からどのようにノイズを取り除いたのか、どの様な実験でこの説を確認すればいいのか、実験で予想に反する結果が出た時にどのように考えればよいのか、人から批判された時に、どう対処すればよいのか、更にこの説を発展させるためにどのような研究をすればよいのか、この原理を応用すればどの様なことが分かるのかなど、色々と興味深い話が述べられています。
気候変動の根本原因
この説は、もしも太陽の磁気活動が弱くなれば、銀河系から地球にやってくる宇宙線が増えて雲が多くなり、それがカーテンや日傘の役割を果たすので、地球が受けるエネルギーは減少して寒くなる、というものです。これを拡大解釈すると、太陽直下の暖気の上昇気流が弱まり、両極の寒気が強くなると考えられます。その為に暖気の下降流も弱まるので小笠原高気圧は縮小して南下します。従って、梅雨前線は北上しにくくなり、台風は東寄りの進路を取ると考えられます。また、偏西風も弱まるので両極の寒気を閉じ込めることが出来なくなり、蛇行が起こります。この蛇行が日本の南に来るか北に来るかによって、平年より寒くなったり暑くなったりします。海流も原動力は地球の自転と風なので、風が弱まると黒潮(暖流)の勢いは弱まり、親潮(寒流)は温度が低くなると考えられます。それに、南北アメリカ大陸の西海岸に対する大規模な離岸流(ラニーニャ)と向岸流(エルニーニョ)も起こりにくくなると考えられます。
20世紀は太陽の磁気活動が活発でしたが、21世紀に入ってからは、弱くなって宇宙線も増えているそうです。最近は世界的に洪水が多く、低い高度の薄い雲も多いそうですが、これも雲の核が充分にあることを示しているのだと思われます。
この宇宙線・雲説は地球の46億年間の長期の気候変動だけでなく、最近の気候をも良く説明できるように思われます。
政治と経済の問題
それにも拘らず、炭酸ガスによる地球温暖化説を否定する研究には、世界のどの国でも予算と人事の両面から圧力が掛けられるようです。そして、日本の環境庁、気象庁、及びマスコミ、それに政界や産業界も、未だに、地球温暖化を回避する為に、今後も毎年数兆円を掛けて炭酸ガスの削減策を推し進めようとしています。これは、どうしてなのでしょうか。本書では、政治のことは一切記述されていませんが、Calderの前著”The Manic Sun”(はしゃぎ過ぎの太陽)(1997)、及び、英国BBCの放送「地球温暖化詐欺」(2007.03.08)(you tube)によると、英国のサッチャー元首相が、財政難で科学者に給料が払えなくなった時に、国連から「金は出すから、炭酸ガスによる温暖化を示すデータを出して欲しい」と言ったそうです。また、IPCCの設立(1988)は、東西冷戦の終結(1990)とほほ同じ時で、その時、ゴルバチョフは、これから英米にはソ連に代わる仮想敵国が必要になると言ったそうです。日本が英米から敵国扱いされ、そして既に占領されているのかも知れません。国連自体が第二次大戦後の戦勝国と敗戦国の関係を維持するための機関だそうです(小室直樹氏)。
重要性
現在は、現実の気候に関しても政治の外交に関しても、大きな分岐点に直面しています。そのどちらを採るかの判断を誤らないために、本書は役立つのではないかと思われます。