批評とは、問題を解決するものではない。新しいアイデアを出すためのものでもない。自身の好みを述べるものでもない。承認を得るためのものでもない。
デザインをより良くするためのものである。
この本は批評について、する側・される側の心構え、ミーティングの準備・進め方や事例を示す。
基本となる思考の流れは、
目的は何か?→目的に関連している要素はどれか?→その要素は目的を達成するために効果的か?→それはなぜか?
デザイナーに限らず読んで欲しい本。

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みんなではじめるデザイン批評―目的達成のためのコラボレーション&コミュニケーション改善ガイド 単行本(ソフトカバー) – 2016/5/24
よりよいデザインへ向かうために、コラボレーション・スキルとしての「批評」のしかたを身につけよう。
ネット上のレビューシステムやSNSの誕生で、誰でも製品やデザインに対して「批評」を行いやすくなりました。
しかし本来の「批評」というものは、好き勝手に意見を述べたり、フィードバックという名のもとに権威を主張したり、計画をごり押しするためのものではなく、
デザイン・制作に関わるすべてのひとが、本来の目的にそってその成果物をよりよいものにするために行うべきものです。
デザインにおいて何が機能しているのか(あるいは機能していないのか)、目的を達成するために、今採用しているデザインは正しいのかどうか。
そういったことを建設的に議論できる場を制作のプロセスに取り入れれば、もっともっとよいデザインが生まれるはずです。
本書では、デザイン・コミュニティで著名な2人の著者が、その豊富な経験から生まれた教訓を活かし、
よいフィードバックと悪いフィードバックについてや、「批評」を制作プロセスに組み込むためのヒント、
実行可能なアドバイスや会話のテクニック、チーム内や対クライアントとのコミュニケーションやコラボレーションの構築のしかたなど、
本来目指すべきかたちで、よりよいデザインを生み出すための方法を解説しています。
デザイナーだけでなく、作っているもの、生み出されるものをもっとよくしたいと思うすべての人に読んでもらいたい一冊です。
ネット上のレビューシステムやSNSの誕生で、誰でも製品やデザインに対して「批評」を行いやすくなりました。
しかし本来の「批評」というものは、好き勝手に意見を述べたり、フィードバックという名のもとに権威を主張したり、計画をごり押しするためのものではなく、
デザイン・制作に関わるすべてのひとが、本来の目的にそってその成果物をよりよいものにするために行うべきものです。
デザインにおいて何が機能しているのか(あるいは機能していないのか)、目的を達成するために、今採用しているデザインは正しいのかどうか。
そういったことを建設的に議論できる場を制作のプロセスに取り入れれば、もっともっとよいデザインが生まれるはずです。
本書では、デザイン・コミュニティで著名な2人の著者が、その豊富な経験から生まれた教訓を活かし、
よいフィードバックと悪いフィードバックについてや、「批評」を制作プロセスに組み込むためのヒント、
実行可能なアドバイスや会話のテクニック、チーム内や対クライアントとのコミュニケーションやコラボレーションの構築のしかたなど、
本来目指すべきかたちで、よりよいデザインを生み出すための方法を解説しています。
デザイナーだけでなく、作っているもの、生み出されるものをもっとよくしたいと思うすべての人に読んでもらいたい一冊です。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日2016/5/24
- 寸法21 x 14.8 x 2.5 cm
- ISBN-104802510209
- ISBN-13978-4802510202
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商品の説明
出版社からのコメント
長谷川恭久氏 推薦!
「好き嫌い、センス、上司が言ったからという理由でデザインを通すのはそろそろ止めにしたい。
目的に沿ってデザインを話し合いたい方にとって有益なヒントが詰まっています。」
「好き嫌い、センス、上司が言ったからという理由でデザインを通すのはそろそろ止めにしたい。
目的に沿ってデザインを話し合いたい方にとって有益なヒントが詰まっています。」
著者について
アーロン・イリザリー(Aaron Irizarry)
Nasdaq Product Designでユーザー・エクスペリエンス担当ディレクターを務め、スタートアップや大企業のために10年以上オンライン製品の開発に携わっている。
講演家、企業コンサルタントでもあり、デザイン・スタジオや協働的な批評のためのワークショップを開催し、企業の製品チームやステークホルダー/マネージャーがより効果的な製品デザインのディスカッションができるように力を貸している。
アダム・コナー(Adam Connor)
ニューハンプシャー州プリマスのデザイン会社Mad*Powの組織デザイン担当副社長兼エクスペリエンス・デザイナー。
2009年から、世界中のチームや組織がよりよい協働の方法を理解し、革新的な新製品やサービスを生み出せるよう尽力してきた。
Mad*Powにおける仕事や、エクスペリエンス・デザイン、コンピューター科学、イラスト、映像における幅広い経験を通し、
Adamはデザイン・プロセスで建設的なフィードバックを与え、受けることの重要性、そしてチームが共に創造的かつ生産的な仕事ができるようになるうえで建設的なフィードバックが果たす役割について学んだ。
Nasdaq Product Designでユーザー・エクスペリエンス担当ディレクターを務め、スタートアップや大企業のために10年以上オンライン製品の開発に携わっている。
講演家、企業コンサルタントでもあり、デザイン・スタジオや協働的な批評のためのワークショップを開催し、企業の製品チームやステークホルダー/マネージャーがより効果的な製品デザインのディスカッションができるように力を貸している。
アダム・コナー(Adam Connor)
ニューハンプシャー州プリマスのデザイン会社Mad*Powの組織デザイン担当副社長兼エクスペリエンス・デザイナー。
2009年から、世界中のチームや組織がよりよい協働の方法を理解し、革新的な新製品やサービスを生み出せるよう尽力してきた。
Mad*Powにおける仕事や、エクスペリエンス・デザイン、コンピューター科学、イラスト、映像における幅広い経験を通し、
Adamはデザイン・プロセスで建設的なフィードバックを与え、受けることの重要性、そしてチームが共に創造的かつ生産的な仕事ができるようになるうえで建設的なフィードバックが果たす役割について学んだ。
登録情報
- 出版社 : ビー・エヌ・エヌ新社; A5判版 (2016/5/24)
- 発売日 : 2016/5/24
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 4802510209
- ISBN-13 : 978-4802510202
- 寸法 : 21 x 14.8 x 2.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 292,389位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,212位グラフィックデザイン (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2022年5月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「デザイン批評」とタイトルにあることから、自分には関係ないと思うかもしれないが、実際読んでみると良いと悪い批評とはという根本から始まり、デザイン批評会をケーススタディとして説明に利用している。そのため、内容が非常にわかりやすく、また自分の職業ではどうかなども、考えやすかった。
ところどころ、著者の個人的に良いと思うメソッドが書いてあり、それが組織を巻き込んでやらなければいけないことだったりするので、実現が難しいものが多い。そこらへんはちょっと残念。
ところどころ、著者の個人的に良いと思うメソッドが書いてあり、それが組織を巻き込んでやらなければいけないことだったりするので、実現が難しいものが多い。そこらへんはちょっと残念。
2017年6月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分はwebエンジニア(プログラマ)です。
ビジュアルの話に限定せず、プロダクトやその機能を"デザイン"する際に、この本が思考法や伝え方を高めてくれるのではと思い購入しました。
まさに期待通りの本でした。
プロダクトを作る全員が「なぜこの機能を追加・変更すべきなのか」や「何を作るかではなく、何を解決したいのか」についてフォーカスして考えることができる良い本です。
これまで経験によって「なぜ」を考え、伝えることが重要だと感じてはいましたが、この本によってそれが裏付けられ、皆に伝えていくべきだと確信できるようになりました。
・デザイナー
・デザイナーと仕事をする人
・製品に対してレビューを行う人
それら全ての人に読んでほしい一冊です。
ビジュアルの話に限定せず、プロダクトやその機能を"デザイン"する際に、この本が思考法や伝え方を高めてくれるのではと思い購入しました。
まさに期待通りの本でした。
プロダクトを作る全員が「なぜこの機能を追加・変更すべきなのか」や「何を作るかではなく、何を解決したいのか」についてフォーカスして考えることができる良い本です。
これまで経験によって「なぜ」を考え、伝えることが重要だと感じてはいましたが、この本によってそれが裏付けられ、皆に伝えていくべきだと確信できるようになりました。
・デザイナー
・デザイナーと仕事をする人
・製品に対してレビューを行う人
それら全ての人に読んでほしい一冊です。
2024年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分の読解力とこの分野の知識の少なさのせいかもしれませんが読むのが非常にしんどかったです。
ただ自分が所属する製品開発チームの雰囲気を変えるきっかけにはなりそうなので批評のプロセス自体は試してみたいです。
ただ自分が所属する製品開発チームの雰囲気を変えるきっかけにはなりそうなので批評のプロセス自体は試してみたいです。
2020年2月19日に日本でレビュー済み
わたしたちの多くは、狭い意味でのプロダクトデザイナーではない。だが、デザインに深く関わっている。なぜなら、わたしたちはビジネス・組織において、デザインに口出しし、変更を要求し、ほめたりけなしたりすることがあるからだ。そのときわたしたちがしている行動をより意義のあるものにし、デザイナーとともに価値をつくりだすための方法、それが本稿が取り上げる「批評」である。
具体的な事例やありそうな事例を引き合いに出しつつ、デザインと制作にかかわるあらゆるひとに有益だろう知識とスキルを紹介する。
デザイナーのみならず、企業や組織でデザインに口出しするすべての非デザイナー(つまりあなた)のための書物。
具体的な事例やありそうな事例を引き合いに出しつつ、デザインと制作にかかわるあらゆるひとに有益だろう知識とスキルを紹介する。
デザイナーのみならず、企業や組織でデザインに口出しするすべての非デザイナー(つまりあなた)のための書物。
2019年5月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まるで私の状況を知っているかのように、気持ちを代弁してくれる。
デザインをより良くするために批評は受けたいけど、今は勘弁してくれないか?というタイミングがある事とか。
今はディテールじゃなくてざっくりした方向性について話してほしいんだけど・・・という認識のズレとか。
結論だけじゃなくて、どうしてそう思ったかまで言ってくれないと困るんだけど、という意味のわからない指示への苛立ちとか。
普段から不満に思いながらも、いまいち説明できずにフラストレーションが溜まっていたことが言語化されていてスッキリ。そうそう!そういう事よ!と。
この本の制作に世界中のデザイナーが関わったようなので普遍的な悩みなんだろうな。
詳細は本を読んで欲しいけど・・・
これの画期的なところは、批評をデザインが完成した時ではなく、制作中に行うこと。
(ちなみに、どの程度の途中段階かによって話し合う内容は変わる)
誰も傷つかずに、建設的に話し合うノウハウが詰まっている。
当たり前だけど、読んだら全てが解決するわけではなく、実践する事が大事。
でもそれって結構難しいと思っていて、なぜかと言うと、まず批評の文化をどうやって根付かせるんだっていう問題(本だと実際にやってみて続けることが大切だと書かれてる)
あと、担当デザイナーはどうしても当事者意識を持持ってしまうから、なるべくファシリテーターは居た方がいいけど誰がやるんだっていう問題。
でも、社内修正に振り回される現状から脱出したいなら、実践してみる価値がありそうだ思わせてくれた。
大変そうだけど私は実践してみようと思う。
たとえすぐに良い結果が出なくても。
デザインをより良くするために批評は受けたいけど、今は勘弁してくれないか?というタイミングがある事とか。
今はディテールじゃなくてざっくりした方向性について話してほしいんだけど・・・という認識のズレとか。
結論だけじゃなくて、どうしてそう思ったかまで言ってくれないと困るんだけど、という意味のわからない指示への苛立ちとか。
普段から不満に思いながらも、いまいち説明できずにフラストレーションが溜まっていたことが言語化されていてスッキリ。そうそう!そういう事よ!と。
この本の制作に世界中のデザイナーが関わったようなので普遍的な悩みなんだろうな。
詳細は本を読んで欲しいけど・・・
これの画期的なところは、批評をデザインが完成した時ではなく、制作中に行うこと。
(ちなみに、どの程度の途中段階かによって話し合う内容は変わる)
誰も傷つかずに、建設的に話し合うノウハウが詰まっている。
当たり前だけど、読んだら全てが解決するわけではなく、実践する事が大事。
でもそれって結構難しいと思っていて、なぜかと言うと、まず批評の文化をどうやって根付かせるんだっていう問題(本だと実際にやってみて続けることが大切だと書かれてる)
あと、担当デザイナーはどうしても当事者意識を持持ってしまうから、なるべくファシリテーターは居た方がいいけど誰がやるんだっていう問題。
でも、社内修正に振り回される現状から脱出したいなら、実践してみる価値がありそうだ思わせてくれた。
大変そうだけど私は実践してみようと思う。
たとえすぐに良い結果が出なくても。
2020年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
I am neither a native English speaker nor a native Japanese speaker. To me the Japanese translation in this book breaks the logic in the text and makes it a frustrating reading experience. I ended up buying the same book in English version....