スタン・リー&メビウスの作品です。昔マーヴルクロスと言う
アメコミ雑誌があり、そこに掲載されていたのを一冊にまとめた
物です。当時と違う点はカラーリングです。今見ると結構違います。
巻末にはメビウスの描いたマーベルヒーローたちが掲載
されているのも特徴です。

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シルバーサーファー:パラブル (MARVEL) 単行本 – 2017/12/27
あのメビウスが遺した唯一のマーベルコミックス、ここに復活
世界のアーティストに多大なる影響を与えた巨匠・メビウスが、生前に唯一手掛けたマーベルタイトル『シルバーサーファー:パラブル』。
久々にライターに復帰したスタン・リーが紡ぐ寓話的ストーリーを、メビウスがその独特のタッチで形にした、フランスとアメリカのコミック界を代表する両巨頭のたった一度の貴重なコラボレーション作品を、メビウス本人の指示によるリカラーリング・バージョンで収録。
さらに特典として、制作の裏側に迫るインタビュー、スパイダーマン、デアデビルなど、メビウスが描いたマーベルヒーローのポスター集も掲載。また邦訳版特典として、スタン・リー&ジョン・ビュッセマコンビによるオリジンストーリー『シルバーサーファー』#1(9/1968)も追加収録。
仏米のコミック界の頂点を極めた巨人達の共演に刮目せよ!
【収録】Silver Surfer Vol.4 #1-2(1988), Silver Surfer Vol.1 #1(1968).
世界のアーティストに多大なる影響を与えた巨匠・メビウスが、生前に唯一手掛けたマーベルタイトル『シルバーサーファー:パラブル』。
久々にライターに復帰したスタン・リーが紡ぐ寓話的ストーリーを、メビウスがその独特のタッチで形にした、フランスとアメリカのコミック界を代表する両巨頭のたった一度の貴重なコラボレーション作品を、メビウス本人の指示によるリカラーリング・バージョンで収録。
さらに特典として、制作の裏側に迫るインタビュー、スパイダーマン、デアデビルなど、メビウスが描いたマーベルヒーローのポスター集も掲載。また邦訳版特典として、スタン・リー&ジョン・ビュッセマコンビによるオリジンストーリー『シルバーサーファー』#1(9/1968)も追加収録。
仏米のコミック界の頂点を極めた巨人達の共演に刮目せよ!
【収録】Silver Surfer Vol.4 #1-2(1988), Silver Surfer Vol.1 #1(1968).
- 本の長さ120ページ
- 言語日本語
- 出版社ヴィレッジブックス
- 発売日2017/12/27
- 寸法19 x 1.5 x 26.5 cm
- ISBN-104864913587
- ISBN-13978-4864913584
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登録情報
- 出版社 : ヴィレッジブックス (2017/12/27)
- 発売日 : 2017/12/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 120ページ
- ISBN-10 : 4864913587
- ISBN-13 : 978-4864913584
- 寸法 : 19 x 1.5 x 26.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 628,904位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 289,316位コミック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
現在から30年ほど前になりますがマーベルのコミックを連載していた雑誌や単行本
のコラムでチラッとモノクロで見かけたのがメビウスの「シルバーサーファー」で
した。それ以前にギャラクタスの先兵として登場した「ファンタスティックフォー」
は読んでいましたが、これは印象が違いました。それまでのアメコミで見たことが
なかった詩的で叙情的な線の細い儚げなヒーローがそこにいました。
その後、映画「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」で映像化されたりしました
が、メビウスの描くシルバーサーファーには程遠いものでした。
そして今になってメビウスの「シルバーサーファー」を読むことが出来感激です。
特典のメビウスが描いたマーベルヒーローのポスター集は今となっては驚きではないの
ですが当時はぶっ飛んでいました。デアデビル、アイアンマン、パニッシャー、シング、
ウルヴァリン、スパイダーマンいずれも一見の価値アリです。
のコラムでチラッとモノクロで見かけたのがメビウスの「シルバーサーファー」で
した。それ以前にギャラクタスの先兵として登場した「ファンタスティックフォー」
は読んでいましたが、これは印象が違いました。それまでのアメコミで見たことが
なかった詩的で叙情的な線の細い儚げなヒーローがそこにいました。
その後、映画「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」で映像化されたりしました
が、メビウスの描くシルバーサーファーには程遠いものでした。
そして今になってメビウスの「シルバーサーファー」を読むことが出来感激です。
特典のメビウスが描いたマーベルヒーローのポスター集は今となっては驚きではないの
ですが当時はぶっ飛んでいました。デアデビル、アイアンマン、パニッシャー、シング、
ウルヴァリン、スパイダーマンいずれも一見の価値アリです。
2020年8月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
メビウスがマーベルコミックに参加した希少価値の高い作品であり、それが孤高のヒーロー・シルバーサーファーであることに意義がある。
一方で、従来のメビウスのバンドデシネを愛するファンとしては、特異な作品に映り、少々違和感が残るのも事実である。
一方で、従来のメビウスのバンドデシネを愛するファンとしては、特異な作品に映り、少々違和感が残るのも事実である。
2017年12月28日に日本でレビュー済み
二度と人類を脅かさぬと約束したはずの超宇宙的存在・
ギャラクタスが飢餓を伴って再び地球へと降り立つ。
彼は自らが姿を現すだけで人々は恐れ慄き、勝手に
自滅していくことを承知しており、事実人間たちは
彼を神と崇め、無用の対立や騒乱と共に消耗していく。
その混乱を目の当たりに立ち上がった世捨て人が一人。
かつてはギャラクタスの”先触れ”として誕生しながらも、
人類と地球を愛したが故に主人へ反旗を翻したスーパー
ヒーロー・シルバーサーファーその人である…
あらゆるSF創作界隈のイメージソースとして絶大な
影響を誇るフランス漫画界のレジェンド、ジャン・ジロー
またの名をメビウスが、奇妙な、或いは必然の縁故に
よってアメコミの巨匠、スタン・リーとの共同作業から
生み出した、最初で最後のマーベル・コミックが本作品。
サブタイトルに『パラブル(寓話)』を冠する本書が
何故今このタイミングに邦訳されたのかと言えば、
冷戦末期の80年代終盤に漂っていた、やり場のない
フラストレーションと共に張り詰めた緊張の空気が、
まるで三十年周期のようにして蘇った、現代における
「ポスト・トゥルース時代」の風潮と、驚くほどの
シンクロを果たしているからに思えてなりません。
超自然的であり神の如き威容を誇るギャラクタス、
彼が現れたことの真意を決して知ることのない人々は、
それがまるで奇跡であり救済であり良い兆候であると
解釈したいがあまり、差し迫った脅威から目を逸らし
カルト教団の甘言を呑み込み安寧に浸ってしまう…
「漠然とした不安」の擬人化に等しいギャラクタスと、
恐慌に陥る人間たちの間に立つ、真実を知る唯一の人物
である超人・シルバーサーファーが狂言回しの位置に
いればこそ、人類が如何に愚かであるかも際立ちますが、
現実に生きる我々もまた「信じたいものを信じる」が
故に真理からほど遠い生物なのだと本書のストーリーを
通じて言われているようで、恥じ入ることしきりです。
果たして人類とは救い難き価値なき存在なのかという
問いに関しては、同時収録されたシルバーサーファーの
オリジンを追うとまた違った趣が見え、長い年月を
かけた数多の闘争と共に人間の進化があるとした上で、
しかし特異点を迎えた後に訪れる平穏という名の泥濘
もまた真の平和とはほど遠いものでもあるとした、
まるで宇宙の果てとその円環構造をも見越したような
スタン・リー御大の深淵なる観念が大変興味深く、
彼の唱える合言葉「EXCELSIOR(向上せよ)!」が
持つ、それこそ人間そのものをスーパーヒーローの
高みへと押し上げようと試みる超人思想にも似た、
尋常ならざる重みを改めて実感させられます。
そんな彼の思想を受けて、描画には多大な苦労を
伴ったとメイキングで吐露しているメビウスのペン
には確かに思考や苦難、迷いが走った跡も伺えますが、
それがかえって人間やサーファーの持つ弱さを
際立たせることにも寄与しているし、多国籍コラボに
よって生み出された、アメコミともバンドデシネとも
言い難い技法と作風が、作品の舞台は地球と謳って
いながらも「ここではない何処か」の情緒を漂わせ、
より寓話的な輪郭を強めることにも成功しています。
総合的に俯瞰すると、アレハンドロ・ホドロフスキー
原作による名作『アンカル』があったからこそ、
スタン・リーも自らの極めて私的な思想・観念に
よって一つの神話を構築する上で、その工程を
メビウスに委託したという意図も深読みできます。
それが当たっているかどうかはさて置き、冷戦という
特殊な背景においてスーパーヒーローの活躍から
「普遍性」を説こうと試みた実験的作品と言えば
DCの『ウォッチメン』や『DKR』が存在し、本書も
またそんな時代だからこそ生み出された、歴史に残る
珠玉の一本ということで、マストバイの一冊です!
ギャラクタスが飢餓を伴って再び地球へと降り立つ。
彼は自らが姿を現すだけで人々は恐れ慄き、勝手に
自滅していくことを承知しており、事実人間たちは
彼を神と崇め、無用の対立や騒乱と共に消耗していく。
その混乱を目の当たりに立ち上がった世捨て人が一人。
かつてはギャラクタスの”先触れ”として誕生しながらも、
人類と地球を愛したが故に主人へ反旗を翻したスーパー
ヒーロー・シルバーサーファーその人である…
あらゆるSF創作界隈のイメージソースとして絶大な
影響を誇るフランス漫画界のレジェンド、ジャン・ジロー
またの名をメビウスが、奇妙な、或いは必然の縁故に
よってアメコミの巨匠、スタン・リーとの共同作業から
生み出した、最初で最後のマーベル・コミックが本作品。
サブタイトルに『パラブル(寓話)』を冠する本書が
何故今このタイミングに邦訳されたのかと言えば、
冷戦末期の80年代終盤に漂っていた、やり場のない
フラストレーションと共に張り詰めた緊張の空気が、
まるで三十年周期のようにして蘇った、現代における
「ポスト・トゥルース時代」の風潮と、驚くほどの
シンクロを果たしているからに思えてなりません。
超自然的であり神の如き威容を誇るギャラクタス、
彼が現れたことの真意を決して知ることのない人々は、
それがまるで奇跡であり救済であり良い兆候であると
解釈したいがあまり、差し迫った脅威から目を逸らし
カルト教団の甘言を呑み込み安寧に浸ってしまう…
「漠然とした不安」の擬人化に等しいギャラクタスと、
恐慌に陥る人間たちの間に立つ、真実を知る唯一の人物
である超人・シルバーサーファーが狂言回しの位置に
いればこそ、人類が如何に愚かであるかも際立ちますが、
現実に生きる我々もまた「信じたいものを信じる」が
故に真理からほど遠い生物なのだと本書のストーリーを
通じて言われているようで、恥じ入ることしきりです。
果たして人類とは救い難き価値なき存在なのかという
問いに関しては、同時収録されたシルバーサーファーの
オリジンを追うとまた違った趣が見え、長い年月を
かけた数多の闘争と共に人間の進化があるとした上で、
しかし特異点を迎えた後に訪れる平穏という名の泥濘
もまた真の平和とはほど遠いものでもあるとした、
まるで宇宙の果てとその円環構造をも見越したような
スタン・リー御大の深淵なる観念が大変興味深く、
彼の唱える合言葉「EXCELSIOR(向上せよ)!」が
持つ、それこそ人間そのものをスーパーヒーローの
高みへと押し上げようと試みる超人思想にも似た、
尋常ならざる重みを改めて実感させられます。
そんな彼の思想を受けて、描画には多大な苦労を
伴ったとメイキングで吐露しているメビウスのペン
には確かに思考や苦難、迷いが走った跡も伺えますが、
それがかえって人間やサーファーの持つ弱さを
際立たせることにも寄与しているし、多国籍コラボに
よって生み出された、アメコミともバンドデシネとも
言い難い技法と作風が、作品の舞台は地球と謳って
いながらも「ここではない何処か」の情緒を漂わせ、
より寓話的な輪郭を強めることにも成功しています。
総合的に俯瞰すると、アレハンドロ・ホドロフスキー
原作による名作『アンカル』があったからこそ、
スタン・リーも自らの極めて私的な思想・観念に
よって一つの神話を構築する上で、その工程を
メビウスに委託したという意図も深読みできます。
それが当たっているかどうかはさて置き、冷戦という
特殊な背景においてスーパーヒーローの活躍から
「普遍性」を説こうと試みた実験的作品と言えば
DCの『ウォッチメン』や『DKR』が存在し、本書も
またそんな時代だからこそ生み出された、歴史に残る
珠玉の一本ということで、マストバイの一冊です!
2018年6月28日に日本でレビュー済み
巨匠メビウスらしいけど至って普通のアメコミです。内容も普通かな。