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これからの世界をつくる仲間たちへ Kindle版
「コンピュータがもたらす新世界で輝くために、大切にすべきことがわかる一冊!」
Nakajin ( SEKAI NO OWARI )
* * *
著者・落合陽一氏は、28歳という若さにして、世界的にも「社会を変える」と見られている最先端の研究者だ。
2015年には、米the WTNが技術分野の世界的研究者を選ぶ「ワールド・テクノロジー・アワード」を受賞する快挙を成し遂げた。
月刊『文藝春秋』(2016年2月号)では「日本を元気にする逸材125人」に選ばれた。
「現代の魔法使い」と称され、「嵐にしやがれ」「サンデー・ジャポン」などメディアにも数多く出演、メディアアーティスト としても活躍する異才だ。
落合氏は、コンピュータが人間の生き方に根本的な変革を迫っているという。
世の中のすべてが変わる。
たとえば、これまでのホワイトカラーの仕事は、何もかもコンピュータに持っていかれる。
勉強していくら知識を得ても何の役にも立たない時代になる。
そんな世界で生き抜くためにどうすればいいのか。
落合氏は若者たちに熱く語る。
「魔法をかけられる側になってはいけない。魔法をかける人間になれ」と――。
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登録情報
- ASIN : B01CZK0B2Y
- 出版社 : 小学館 (2016/4/2)
- 発売日 : 2016/4/2
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 2467 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : 有効になっていません
- 本の長さ : 180ページ
- カスタマーレビュー:
著者について
メディアアーティスト。1987年生まれ、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。2010年ごろよりメディアアーティストとして活動。
現在、筑波大学デジタルネイチャー開発研究センターセンター長、准教授・JSTCRESTxDiversityプロジェクト研究代表、京都市立芸術大学客員教授,大阪芸術大学客員教授,デジタルハリウッド大学特任教授,金沢美術工芸大学客員教授.2020年度,2021年度文化庁文化交流使,2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)テーマ事業プロデューサーなどを務める。
2017年 - 2019年まで筑波大学学長補佐,2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員,内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員,デジタル改革法案WG構成員などを歴任.
受賞歴に2010年IPAよりスーパークリエータ/天才プログラマー認定、2015年World Economic Forum Global Shapers選出、WorldTechnologyAward、2016年PrixArsElectronica、EUよりSTARTSPrizeを受賞。LavalVirtualAwardを2017年まで4年連続5回受賞、2019年SXSWCreativeExperienceARROWAwards受賞、2017年スイス・ザンガレンシンポジウムよりLeadersofTomorrow選出。2021年MIT Technology Review Innovators Under 35 Japan、PMI Future 50など多数.
個展として「ImageandMatter(マレーシア・2016)」、「質量への憧憬(東京・2019)」、「情念との反芻(ライカ銀座・2019)」など。その他の展示として、「AI展(バービカンセンター、イギリス・2019)」、「計算機自然(未来館・2020)」など多数出展。著作として「魔法の世紀(2015)」、「デジタルネイチャー(2018)」など。写真集「質量への憧憬(amana・2019)」など。メディアアートを計算機自然のヴァナキュラー的民藝と捉え、「物化する計算機自然と対峙し、質量と映像の間にある憧憬や情念を反芻する」をステートメントに、研究や芸術活動の枠を自由に越境し、探求と表現を継続している。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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現代に起きている、そしてこれから起きていくであろう社会構造、コンピュータと人間の関係性について詳しく述べられており、読んでよかった。
自分はAIがなんか話題になっているらしいくらいの知識しかなかったので、それが、これからの社会にどう影響を与えていくのか、そしてその時、私たちはどういう役割を担っていくことになるのかということを知りたいと思っていた。その目的で買ったわけではないのだが、それについて詳しく述べられていて、すっきりした。
確かに、コンピュータ、AIの発展によって、指示出し、処理能力の速さを求められていたホワイトカラーの必要価値は薄れ、コンピュータがその役割を担っていくだろう。そして、コンピュータの指示によって、労働をするブルーカラーが主となる。
これって確かに効率はいいのだろうけど、異様な光景で、まさにSFみたいな世界がそこまで近づいているのだなぁと思った。そのうちコンピュータの方が「身体」を手に入れ、人間いらないとなって駆逐するとか普通にありそうだ。まぁそれはそれでいいんじゃないと思っているが。
これから我々がコンピュータに仕事を奪われないためにできることは、
・形式知はコンピュータ側に任せておいて、そこから自分だけが持つ暗黙知を持つこと
・自分が解決したい小問題を常に考え、その課題解決に先の暗黙知を利用すること
・自分が解決したい小問題を見つけるには、個々人それぞれのモチベーション(動機付け)が重要(なぜなら、これはコンピュータにはないから)
これを自分に当てはめてみると、専門知識を暗黙知としていろいろな物事に結び付けることができていないと思った。うちの教授とかを見ていると、すべての物事が物理の観点から見えているというのがよくわかるし、それに基づいて新たな創造ができる、まぎれもない、クリエイティブクラスであるなと感じる。
自分自身も研究始めたてのときは、指導教員(この場合はコンピュータではないが、ブレインは自分以外にあるという点では共通か(笑))に指示されて、実験をする肉体を持ったロボットに近かった。2年目、3年目となって、だいぶ自分で考えて研究するようになったとは感じるのだが、まだまだその基礎、専門知識が足りないと思って今勉強しているところだ(学部時代にサボったつけがここできている!)
けれど、勉強が創造をするために大事だということに気づけたのは自分は幸運なことかなとは思っていて、それはこの本を読む前からわかっていたのだけれど、確認という意味では読んでよかったと思う。
また、そこから自分のオリジナリティーを出していくのが非常に難しいところで、その際にこの本に書かれている、文脈づけをするための5つの質問
・それによって誰が幸せになるのか
・なぜ、今その問題なのか、なぜ先人たちはできなかったのか
・過去の何を受け継いでそのアイデアに到達したのか
・どこに行けばそれができるのか
・実現のためのスキルはほかの人が到達しにくいものか
を常に自分の研究に関して問うていこうと思った。中でも、最後の質問の、
実現のためのスキルは自分に固有か、というところが悩みどころというか、きわどいところで、少なくとも研究のシマを張り合って、他人のシマには入らない、自分のシマには入れない、というような暗黙の了解が研究の世界にもあるような気がして、だからこそ、アイデアだけじゃなくて、スキル、専門知識として、俺にしかできない!と胸を張れるような研究がしたいなと思う次第であるが、そのような境地に達するまでには、自分にはあと何年あっても足りない気はする。なので、就職、というのは安易なのかもしれないが、少なくとも自分が戦えるフィールドかという見極めは必要なのではないかとか夢のないことを思ったりしている。
ともかく、がむしゃらに努力するとか、量をこなすというようなことに注力していたこれまでの人生から、創造、自分にしかできないアウトプットは何かを考えるフェイズに来ているのだと感じた。それが何かはまだわからない。
ほっとするやら嬉しいやら、そうかそうか、と胸がすく思いもし、斜め上からの子育て指南書にもなってました(笑)
親の視点で読んだ感想は、
・園からの帰り道の会話をもっと掘り下げて思考体力を養う手伝いをする。
『抽象的な感覚を言語化するために質問を重ね、
ブレイクダウンしてあげる。
思考を深めるための助け舟を出してあげる。』
・ネット検索の答えで満足せず
『検索で知った答えを自分なりに解釈して、
底に書かれていない深いストーリーを語ることが
できるかどうか。』
・将来の夢を子供と一緒に考える時に
『・それによって誰が幸せになるのか
・なぜいま、その問題なのか。
なぜ先人たちはそれができなかったのか。
・過去の何を受け継いでそのアイデアに到達したのか。
・どこに行けば、それができるのか。
・実現のためのスキルは他の人が到達しにくにものか。』
の視点を持つこと。
・『自分が解決したい小さな問題』を大切にすること。
毎日怒ってばかりのママですが、良い視点を学ばせてもらいました。
注訳の読みやすさを考えますと、Kindleよりも本の方が読みやすいかもしれません。
要するに変態になるべきということ。
これからの時代は、「モチベーション」あるいは「好奇心」の有無が、より強烈に人生の在り方を変えるのだと思います。
例えば無意識のルーチンに囚われて自身の莫大な時間をスマートフォンゲームなどに費やし続ける人たちが、私には「コンピュータに飲み込まれた人」の象徴のように思えます。それは私の想像する「コンピュータに操作されている人」の姿にとても良く似ています。
そして「モチベーションのある人間は、コンピュータが手助けしてくれる」というのも実感します。昨今はハードウェアも高性能かつ安価になっているので、個人が(さすがに研究室レベルの設備は無理でも)最低限の設備を揃えることは不可能ではありません。またGithubなどでは様々なプログラムがオープンソースとして公開されているので、大幅な知識のショートカットを行うことができます。更にはMITなどは講義を無料公開してくれています。このことからもモチベーションさえあればコンピュータないしインターネットが、個人には到底十分過ぎるほどの手助けをしてくれることがわかります。
モチベーションが必要な時代に突入していると再確認させてくれる良い書籍でした。
落合さんの考えや研究にこれからも注目し、参考にさせてもらおうと思います。オススメです。
30歳近い彼の未来予測、将来は、ゼネラリストは減少しスペシャリストとAIに使われる
労働者だけになるだろうというくだりは、実感からも当然だろうなぁと思います。
ただ、この年代の人にありがちな、管理業務を経験していない事による思い込みも多少
感じました。
私はデザイナーなので、ロゴ(CI)制作の現場にも立ち合いますが、ロゴ(今回の五輪
騒動で一般の人にもロゴという言葉は浸透したかな?)って単純にマークを作るのが仕
事じゃないんですよ。
初めは、企業・団体のイメージにあったロゴをデザインする事から始まりますが、ロゴ
が決まった後、例えばA4封筒ならここ、企業パンフならここ(上から何mm右から何m
m)、どのインクのどの色でどう印刷するか、名刺ならどうと、企業活動でロゴが付く
物全て(CM等も)のマニュアル(ガイドライン)を作らねばならないのです。
大企業ではそれが5㎝余の冊子になる事も多々あり、それで数百万のお金で受注するん
ですね。
たった数万円で個人や学生にロゴだけを作ってもらっても、マニュアル作成をする人は
社内には居ないでしょうから、結局、他のデザイナーに頼むことになる。
だから、たった数万円でロゴ制作は請け負えないんだというのを知ってほしいですね。
ウーバも同様、運転者とお客をアプリで結ぶことはできても、その後、事故や乗客から
のクレームが来たら誰が対応するのか、そのクレームを元に、どうサービスを改良改善
してゆくのか、やはり一定数の管理者が居ないと会社としては成り立たない。
落合さんも実務を数年、経験し、社会の仕組みをもう少し勉強した方が良いかもしれま
せんね。
内容は、無知な自分には衝撃的で、すごい、まじか、と思いながら読みました。
僕にとっては読みやすい言葉で、内容はちゃんと理解できていないかもしれないけど、時間をかけて学び続け、出来ることへの行動へと繋げていきたいと思います。
しかし、研究者などの新しいものを生み出す仕事に就く人には「その新しい価値が今の世界にある価値を変えていく理由に、文脈がつくか」を問う5つの質問を覚えておいてほしいです。
・誰に利益があるのか
・先人たちができなかった理由
・先行研究の有無
・必要設備と資金
・競合他社の参入可能性
本の中ではもっとやさしい言葉で説明していましたが、社会人向けに大人の言葉で説明するとおおむねこんなところでしょう。
こうして体系立てて説明できるのはさすが若くして有名な研究者!
この5点を知っていれば、自分が新しくやろうとしていることが、本当に誰もやっていないことなのか調べることが容易になります。
こうした話を体系立てて説明できるとは、さすが若くして有名な研究者だな~と思いました。