表紙絵が示すとおり、『おそ松くん』というシリーズは既に終わっていて、赤塚ギャグワールドとしての表
現の場になっていたと思われます。
第１話の「オメガのジョーを消せ」は、ハタ坊が殺し屋になって復讐に来るというストーリーです。登場する、デカパン、チビ太など三角目になっていて、これまでの『おそ松くん』に比べると少し毒気の強い漫画です。
「ドロボウは教育のために」には、バカボンのパパ、「今に見ていろミーだって」は赤塚漫画キャラ総出演です。
『天才バカボン』『もーれつア太郎』も連載が始まっていて、『おそ松くん』は人気が下降していた頃にあたるかと思います。
『おそ松くん』というタイトル名ですが、終盤は異色の作品群となっています。
今読み返すと初めて読む作品も多くありますし、赤塚ギャグワールドという括りで捉えれば、また違った味わいもあるかと思います。
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