著者は元有名予備校講師で、その後は高校と提携し有名大学へ進学させるための学内予備校講師設立の事業を行なっていた。
内容は
【環境面】
・環境を整えること。
要は不要なものは捨てる、整理する。これにより、勉強に集中できる環境を手に入れることができる。
・お気に入りの用具を使うこと。
自分の気に入ったものを使うことによって、勉強へのモチベーションをアップさせる。これによりサボるリスクが少なくなる
【行動面】
・自分のタイムスケジュールを認識する。
社会人の場合:時間が少ないため、何かをやめないと新しい習慣を体得できない。そのためには、だらだら時間だけではなく、必要だと思っていることも捨てるようにする。これにより空いた習慣に勉強を入れることができる。
・最初は鉛筆を握るだけ。
最初から意気込んでやっても途中で嫌になってしまう。最初は鉛筆を握るだけ。その次は文字を書くだけ…という様に、小さいステップを作り徐々に勉強するエンジンをかけていく。
【計画面】
・無理のない計画を立てる。
理想的な勉強計画を立てる。特に具体的にwhen,where,whatを使うこと。何をやるか明確にして配分をする。
・半分にする。
理想的な計画を立てたら半分にする。それでも普通の人よりも勉強している。頑張っている。だから大丈夫。
・成果はすぐに出ない。
成果は右肩上がりで出るわけではない。続けることで突然できるようになる。真理は「勉強した分だけ前に進む」ということ。常に頭に置いておく。
・途中でやめてしまった時の対処は「先延ばし」しているだけ。
途中で計画が止まってもそれは挫折ではなく先延ばししただけ。ネガティブにならずに前向きに休むこと。そして次の日も前向きに休むこと。そうすると、その次の日はやりたくなる。
【意識面】
・時間は有限。
残り時間はどれくらいか？後どのくらい勉強できるか？を常に意識すること。案外、残り時間はない。焦る必要はないが、時間の使い方をどうするか意識することで無駄な時間がなくなる。
・欲求を我慢しない。
今この瞬間の欲求ではなく、将来的にどうありたいかの欲求を我慢しないこと。欲求は人を動かすエネルギーとなる。
習慣的に勉強している人や、すでに何かに取り組まれている方にとっては至極当然の事しか書かれておりません。しかし、今現在の自分の環境に悩んでいる方や自分に自信がない方にとってはモチベーションになる本だと思います。
自分も、今後のキャリアを考えると勉強した方が良いが子育てが大変だし…と思って何もしておりませんでした。
しかし色々な欲求があるため、自分のやりたい事について勉強していく様にしたいと思います。
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