陳宮が主役といった泣かせ処の小説に思いました。
曹操がどのような思いで最期を見送るのか、、。
登場人物の大半がまだ青年期の将校であろうと想像するだけでもすがすがしい、読後感もまさにそんな印象が残りました。

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戯史三國志 我が糸は誰を操る (講談社文庫) 文庫 – 2013/7/12
吉川 永青
(著)
誰も読んだことのないまったく新しい「戯史三國志」
彼はなぜ、友を裏切ったのか。
曹操(そうそう)と陳宮(ちんきゅう)、埋もれていた二人の友情。
董卓(とうたく)に想い人を奪われた若き日の陳宮。己の無力に打ちひしがれていた時「俺の臣になれ」と言う男・曹操が現れ、彼の人生を変えた。名将に重用されながら、呂布(りょふ)に寝返った謀将。その愚行の裏には知られざる熱い友情と真心の物語があった。
「小説現代長編新人賞」奨励賞受賞作。
彼はなぜ、友を裏切ったのか。
曹操(そうそう)と陳宮(ちんきゅう)、埋もれていた二人の友情。
董卓(とうたく)に想い人を奪われた若き日の陳宮。己の無力に打ちひしがれていた時「俺の臣になれ」と言う男・曹操が現れ、彼の人生を変えた。名将に重用されながら、呂布(りょふ)に寝返った謀将。その愚行の裏には知られざる熱い友情と真心の物語があった。
「小説現代長編新人賞」奨励賞受賞作。
- 本の長さ576ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2013/7/12
- ISBN-104062775964
- ISBN-13978-4062775960
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2013/7/12)
- 発売日 : 2013/7/12
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 576ページ
- ISBN-10 : 4062775964
- ISBN-13 : 978-4062775960
- Amazon 売れ筋ランキング: - 537,566位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 7,809位講談社文庫
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
陳宮から三国志を捉えるなんて斬新! というのは間違いないですが、歴史好きとしてはすごくオシイ感じで、他にも主人公になるべき人がいたように思えてなりません。物語がマンガっぽいのは良いとしても、途中から感情移入ができない感じでおいていかれたのが残念でした。
2011年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「三国志」の世界を歴史として知る読者は、中盤から堕ちていく陳宮の思考や行動を「そうじゃないよ」と歯軋りする思いで読み続けることになります。
が、最後の4Pがすべてを清涼な読後感に変えてくれました。
歴史の行間を解釈する醍醐味を存分に味わうことができる作品です。
『戯史三國志 我が糸は誰を操る』は「戯史三國志」シリーズとして既に3作目まで刊行が決まっているようです。
2作目、3作目は誰が主人公なんだろう…2011年秋までの怒涛の刊行ラッシュ、いまから楽しみです!
が、最後の4Pがすべてを清涼な読後感に変えてくれました。
歴史の行間を解釈する醍醐味を存分に味わうことができる作品です。
『戯史三國志 我が糸は誰を操る』は「戯史三國志」シリーズとして既に3作目まで刊行が決まっているようです。
2作目、3作目は誰が主人公なんだろう…2011年秋までの怒涛の刊行ラッシュ、いまから楽しみです!
2011年10月31日に日本でレビュー済み
私のように、「三国志」をちゃんと読んでない人間にも
読みやすい一冊でした。
主人公は、劉備などの有名どころではない人物なのですが、
いつの間にか気分は主人公になりきってました。
途中、岐路があり「そっちに行ってほしくないな〜」と
思いつつも、楽しく読める本でした。
立場が変われば見方も変わるなぁ・・・と痛感しました。
読みやすい一冊でした。
主人公は、劉備などの有名どころではない人物なのですが、
いつの間にか気分は主人公になりきってました。
途中、岐路があり「そっちに行ってほしくないな〜」と
思いつつも、楽しく読める本でした。
立場が変われば見方も変わるなぁ・・・と痛感しました。
2011年12月5日に日本でレビュー済み
陳宮という三国志の中ではマイナ−な人物を主人公にした珍しい作品。
三国志は多くの人物が登場し、誰の視点で読めばいいのか、わからない所がある。この小説は陳宮を主人公にする事よって彼の視点で三国志の幕あけを鮮やかに描いている。呂布と董卓を仲たがいさせた連環の計も解釈新たに陳宮が仕組んだものになっている。この設定には新鮮な驚きを覚えた。陳宮は己が自在に操れる皇帝を作り出そうという野心を抱く、大胆な人物になっている。
そんな彼から見た曹操をはじめとする、おなじみの英雄たちも一味も二味も違う。中でも強烈なのは呂布だ。恐怖心と裏返しの怪物的な力を持ち
その後、それらを喪い堕ちて行く様。英雄たちをを操ろうとし操れない陳宮。乱世の中、のたうちまわりながら生き自分が信じた道を行こうとした主人公に深い感動を覚えた。
久しぶりに読み応えのある三国志に出会えた。
三国志は多くの人物が登場し、誰の視点で読めばいいのか、わからない所がある。この小説は陳宮を主人公にする事よって彼の視点で三国志の幕あけを鮮やかに描いている。呂布と董卓を仲たがいさせた連環の計も解釈新たに陳宮が仕組んだものになっている。この設定には新鮮な驚きを覚えた。陳宮は己が自在に操れる皇帝を作り出そうという野心を抱く、大胆な人物になっている。
そんな彼から見た曹操をはじめとする、おなじみの英雄たちも一味も二味も違う。中でも強烈なのは呂布だ。恐怖心と裏返しの怪物的な力を持ち
その後、それらを喪い堕ちて行く様。英雄たちをを操ろうとし操れない陳宮。乱世の中、のたうちまわりながら生き自分が信じた道を行こうとした主人公に深い感動を覚えた。
久しぶりに読み応えのある三国志に出会えた。
2012年5月15日に日本でレビュー済み
複数の登場人物の造型が、「似ている」というより「真似」のレベル。そう、漫画『蒼天航路』に、です。
あらゆる芸術は模倣から始まると、頭では分かっちゃいますが入り込めませんでした。
インパクトもストーリー展開も、元祖にはとうてい及ばず。
ただ、目の付けどころや切り口には才気が感じられますので、今後に期待したいと思います。
あらゆる芸術は模倣から始まると、頭では分かっちゃいますが入り込めませんでした。
インパクトもストーリー展開も、元祖にはとうてい及ばず。
ただ、目の付けどころや切り口には才気が感じられますので、今後に期待したいと思います。