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地球外生命 9の論点 (ブルーバックス) 新書 – 2012/6/21
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あなたはどう考えますか?
生命は地球だけの奇跡である/宇宙は生命に満ちあふれている
タブーではなくなった地球外生命
地球の外にも生命は存在するのか? 科学ではタブーとされてきたこの問いは、21世紀に入ってからの相次ぐ新発見によりいまや科学者が真剣に取り組むテーマとなった。
宇宙に「地球」はたくさんあるとする天文学者、「生命」は地球だけの奇跡だという生物学者、各分野のトップランナーが最新成果をもとに地球外生命を考える「論点」を呈示する。
生命は地球だけの奇跡である/宇宙は生命に満ちあふれている
タブーではなくなった地球外生命
地球の外にも生命は存在するのか? 科学ではタブーとされてきたこの問いは、21世紀に入ってからの相次ぐ新発見によりいまや科学者が真剣に取り組むテーマとなった。
宇宙に「地球」はたくさんあるとする天文学者、「生命」は地球だけの奇跡だという生物学者、各分野のトップランナーが最新成果をもとに地球外生命を考える「論点」を呈示する。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2012/6/21
- ISBN-104062577755
- ISBN-13978-4062577755
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (2012/6/21)
- 発売日 : 2012/6/21
- 言語 : 日本語
- 新書 : 256ページ
- ISBN-10 : 4062577755
- ISBN-13 : 978-4062577755
- Amazon 売れ筋ランキング: - 320,933位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,192位ブルーバックス
- カスタマーレビュー:
著者について
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1940年長崎県生まれ。64年東京大学仏文科卒業。(株)文藝春秋を経て東大哲学科に学士入学。74年「田中角栄研究」を「文藝春秋」誌上に発表。著書多数(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 ぼくらの頭脳の鍛え方 (ISBN-13: 978-4166607198 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年11月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
立花隆/佐藤勝彦「地球外生命9つの論点」読了。生物から宇宙物理へ各専門家のリレー形式での章立てに興味を引き出されながら読み進める事ができた。ハビタブルゾーンに沿う系外惑星の発見が近年増加している事から知的生命はともかく地球外生命の存在はかなりあり得ると思えた。想像力を駆り立てられる良書だと思う。
2012年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一昨年の自然科学研究機構シンポジウムを再編集した内容。地球外に、つまりは宇宙に生命がいるのか?を科学でまじめに議論していて非常に面白い!!
最初の論点は、最近テレビでもご活躍の広島大学長沼先生。地球にいる、極限生物のお話。普通に生活していたら、絶対にふれあえない生物、チューブワームの話に始まり、今まで誰も想像しなかった、地球地下圏に、微生物が非常な量いるはずだという話。こんだけ過酷な環境でも生物が生物たる形で存在しているのならば、宇宙にもいるのではないか?という気になる話です。
【ネタバレ注意】最後の宇宙に○○を飛ばす話は、何とか実現してほしいです!スペースシャトルの現役復帰が必要ですが・・・。
次の論点は「光合成」。小学校、中学校で習った二酸化炭素を光で分解して水と酸素とエネルギーを作りますよと言う単純な話ではなく、動けない植物がいかにその場で光の強弱を見分けて反応しているのか?という話を中心に、生命の複雑さが分かります。こんな複雑なものは宇宙には存在しない・・・?それとも、惑星には光はあるはずなのでこの機能を手に入れて繁栄を手にしてるはず・・・?
ここから私の苦手なDNAとかRNAとか・・・。3番目はRNAワールド。難しい・・・。だけど、生物学音痴な自分でも、なーんとなく分かった気になる。続いて生命の誕生について。山岸先生は意外と簡単に生まれたんじゃ無かろうかと。意外と簡単に生まれた生命の複雑さは、次の「共生」の話に引き継がれます。ミトコンドリアが別生命だった(?)なんて・・・。
続いては宇宙に焦点を当てて。実は、生命の素は宇宙でできたんじゃ無かろうか?って話。生命で使っているアミノ酸のうち、地球上では生成できないものがあるみたいです。じつは、宇宙で作ることが可能なんじゃ無かろうかと。引き続き、そんな物質が宇宙に漂っていないか探してみようと。電波天文学で宇宙の成分を分析している話です。
大詰めの二つは、火星には本当に生命はいないのか、液体の水が過去にあったのではないだろうか、であれば、一つ目の議論にあった、地球の地下にいるような生物がいる可能性を探る話と、そもそも、なぜこんなに宇宙と生命の話が科学になった発端である、かなりの数の惑星が発見された昨今の成果が示されています。
加えて、佐藤先生(自然科学研究機構長)の序説と、立花隆先生の結びが非常に分かりやすく、今なぜ宇宙の生命なのかを知ることができます。
専門的な話も盛りだくさんですが、できるだけ分かりやすい表現となっており、とても楽しめました!
最初の論点は、最近テレビでもご活躍の広島大学長沼先生。地球にいる、極限生物のお話。普通に生活していたら、絶対にふれあえない生物、チューブワームの話に始まり、今まで誰も想像しなかった、地球地下圏に、微生物が非常な量いるはずだという話。こんだけ過酷な環境でも生物が生物たる形で存在しているのならば、宇宙にもいるのではないか?という気になる話です。
【ネタバレ注意】最後の宇宙に○○を飛ばす話は、何とか実現してほしいです!スペースシャトルの現役復帰が必要ですが・・・。
次の論点は「光合成」。小学校、中学校で習った二酸化炭素を光で分解して水と酸素とエネルギーを作りますよと言う単純な話ではなく、動けない植物がいかにその場で光の強弱を見分けて反応しているのか?という話を中心に、生命の複雑さが分かります。こんな複雑なものは宇宙には存在しない・・・?それとも、惑星には光はあるはずなのでこの機能を手に入れて繁栄を手にしてるはず・・・?
ここから私の苦手なDNAとかRNAとか・・・。3番目はRNAワールド。難しい・・・。だけど、生物学音痴な自分でも、なーんとなく分かった気になる。続いて生命の誕生について。山岸先生は意外と簡単に生まれたんじゃ無かろうかと。意外と簡単に生まれた生命の複雑さは、次の「共生」の話に引き継がれます。ミトコンドリアが別生命だった(?)なんて・・・。
続いては宇宙に焦点を当てて。実は、生命の素は宇宙でできたんじゃ無かろうか?って話。生命で使っているアミノ酸のうち、地球上では生成できないものがあるみたいです。じつは、宇宙で作ることが可能なんじゃ無かろうかと。引き続き、そんな物質が宇宙に漂っていないか探してみようと。電波天文学で宇宙の成分を分析している話です。
大詰めの二つは、火星には本当に生命はいないのか、液体の水が過去にあったのではないだろうか、であれば、一つ目の議論にあった、地球の地下にいるような生物がいる可能性を探る話と、そもそも、なぜこんなに宇宙と生命の話が科学になった発端である、かなりの数の惑星が発見された昨今の成果が示されています。
加えて、佐藤先生(自然科学研究機構長)の序説と、立花隆先生の結びが非常に分かりやすく、今なぜ宇宙の生命なのかを知ることができます。
専門的な話も盛りだくさんですが、できるだけ分かりやすい表現となっており、とても楽しめました!
2017年6月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ3つの論点しか読んでいませんが、どれも地球「内」生命についての記述が90%以上を占め、最後に「まあ宇宙にも似たような生命がいてもおかしくはないね」と申し訳程度に地球外生命に触れているだけです。
基礎知識として生命活動の仕組みを知る必要はあるにしても、ここまで詳しくなくても良かったのではないでしょうか。ただ、テーマごとに詳しく分かりやすく解説されているので、宇宙を理解するための知識を深めたい人には興味深い内容かもしれません。
私のように、どの惑星のどんな環境にどんな生命がいる可能性があるのか、を知りたい人には向かない本だと思いました。
基礎知識として生命活動の仕組みを知る必要はあるにしても、ここまで詳しくなくても良かったのではないでしょうか。ただ、テーマごとに詳しく分かりやすく解説されているので、宇宙を理解するための知識を深めたい人には興味深い内容かもしれません。
私のように、どの惑星のどんな環境にどんな生命がいる可能性があるのか、を知りたい人には向かない本だと思いました。
2018年9月1日に日本でレビュー済み
物々しいタイトルの割には、シンポジウムで話された文章をまとめたもので
大変読みやすい。たくさんの方が手に取っていい本だと思います。
多くのレビューが指摘するとおり、何をもって生命とするのか、生命が生まれる
には何が必要なのかを先に論じているので、前半は地球の生命に関する考察が
中心です。深海や地殻中の極限環境の生物の話とか、DNA/RNAやアミノ酸の話とか。
光合成や共生の話まで入っているので、宇宙の話を期待していた人はイライラするでしょう。
でも、これはこれで知らない話も多く、面白く読めました。
後半は、宇宙空間のアミノ酸の検出とか、火星の水や生命の痕跡の話、太陽系外
惑星の発見など、宇宙の話題が中心となります。こちらは逆に想定内の話が多く
地球の生命に関する知見の進展ほど、驚きがありませんでした。やはり宇宙のことを
調べるのは大変なのでしょう。
地球外生命を考えるときの様々な論点をコンパクトに紹介しており、興味のある
テーマを読み進めるためのガイドブックとして良いのではないでしょうか。
各論点の最後で、筆者が地球外生命の有無に関する考えを披露しますが、いずれも
科学的な証拠を提示できないので、結局、地球の生命を奇跡と考えるか普遍と考えるか
次第の回答となっています。
でも結局、未来永劫、そういうことではないでしょうか。我々の科学が地球外生命の
直接的な証拠を将来得られる保証などありません。だからと言って、データがないから
地球外生命はいないとする科学者は論理が破綻しています。「生命という奇跡」を
信じている科学者も驚きです。「奇跡」など、それを言っちゃおしまいでしょう。
大変読みやすい。たくさんの方が手に取っていい本だと思います。
多くのレビューが指摘するとおり、何をもって生命とするのか、生命が生まれる
には何が必要なのかを先に論じているので、前半は地球の生命に関する考察が
中心です。深海や地殻中の極限環境の生物の話とか、DNA/RNAやアミノ酸の話とか。
光合成や共生の話まで入っているので、宇宙の話を期待していた人はイライラするでしょう。
でも、これはこれで知らない話も多く、面白く読めました。
後半は、宇宙空間のアミノ酸の検出とか、火星の水や生命の痕跡の話、太陽系外
惑星の発見など、宇宙の話題が中心となります。こちらは逆に想定内の話が多く
地球の生命に関する知見の進展ほど、驚きがありませんでした。やはり宇宙のことを
調べるのは大変なのでしょう。
地球外生命を考えるときの様々な論点をコンパクトに紹介しており、興味のある
テーマを読み進めるためのガイドブックとして良いのではないでしょうか。
各論点の最後で、筆者が地球外生命の有無に関する考えを披露しますが、いずれも
科学的な証拠を提示できないので、結局、地球の生命を奇跡と考えるか普遍と考えるか
次第の回答となっています。
でも結局、未来永劫、そういうことではないでしょうか。我々の科学が地球外生命の
直接的な証拠を将来得られる保証などありません。だからと言って、データがないから
地球外生命はいないとする科学者は論理が破綻しています。「生命という奇跡」を
信じている科学者も驚きです。「奇跡」など、それを言っちゃおしまいでしょう。
2016年6月25日に日本でレビュー済み
自分の持っていた知識が古くなっていたことを知りました。
論点6の宇宙でできた有機物が運ばれてきた可能性は初めて聞いた話でした。アミノ酸の光学異性体の偏りが太陽系内の円偏光で説明できるというのは驚きです。また、論点9の太陽系外の惑星の話もちょくちょくニュースでは聞いていますが、昔から見ると隔世の感があります。惑星が恒星に与えるわずかな影響を解析して、惑星の存在を示せるとはすごい時代になったものだ、と思いました。
昔SFに興味があって最近そうでもない人にはおすすめです(私もそうですが)。私の場合、本書で最近の科学知識を紹介してもらって、イメージがだいぶ変わりました。
論点6の宇宙でできた有機物が運ばれてきた可能性は初めて聞いた話でした。アミノ酸の光学異性体の偏りが太陽系内の円偏光で説明できるというのは驚きです。また、論点9の太陽系外の惑星の話もちょくちょくニュースでは聞いていますが、昔から見ると隔世の感があります。惑星が恒星に与えるわずかな影響を解析して、惑星の存在を示せるとはすごい時代になったものだ、と思いました。
昔SFに興味があって最近そうでもない人にはおすすめです(私もそうですが)。私の場合、本書で最近の科学知識を紹介してもらって、イメージがだいぶ変わりました。
2017年5月4日に日本でレビュー済み
ハビタブル惑星の大量発見を通して、この学問領域はあやしいタブーから、真っ当な「科学」と認知されるようになってきた経緯だそうです。とは言え、地球外生命については「宇宙に満ち溢れている」(理論物理学)から「そんな馬鹿な話があるわけがない」(生物学)まで、第一線の研究者の間にも考え方の振れがあって、『宇宙に仲間はいるのか』シンポジウムをまとめた形のこの本でも、序説から立花隆さんの総説に至るまで、全体として何か特定の結論を出しているわけではありません。そうした学者間の見解相違の現状を知るのが趣旨といってもいいと思います。ドレイクの方程式とフェルミのパラドックスをどう考えるかが全体の基調となります。
以下のような各分野からの論考です。
1. 微生物生態学から。極限生物の検討。超高圧、無光の深海にも動物(チューブワーム)がいる。陸上と海洋中よりも地中にいる生物の方が圧倒的に総重量が大きい。水と熱さえあれば生物は発生し、生きていける。だからエウロパにも生物はいるだろう。
2. 植物生理学の立場から。光合成の説明。その絶妙さから、地球上の生物の進化は奇跡的なことの連続としか考えられない。原始的な生命は宇宙にいるかもしれないが、知的に進化しているとは考えられない。
3. ケミカルバイオロジーの立場から。RNAワールド仮説の説明。生物はDNA、RNA、タンパク質のどの分子から始まったのか。タンパク質は自分自身を作ることができないので、どれだと考えても矛盾がある。それを説明する仮説として、RNAだけで構成された生物の世界がかつてあった、という説が登場し、まだ立証はされていないが否定もされていない。地球と似た環境の惑星があり、そこにRNA分子があれば、そこに生命が誕生している可能性はある。
4. 地学の立場から。地球誕生の歴史と生命の誕生の歴史について。2億年という短期間で生物が誕生したことを考えると、地球でなくてもどこでも誕生していておかしくない、との考え方。
5. ゲノム進化学から。共生について。ミトコンドリアはもともと別の生物に由来するものが細胞の内部に共生した。我々の祖先の生物がバクテリアを取り込んだ。地球外生命の存在・非存在を示唆するものではないが、仮に存在するとすれば、こうした共生によるイノベーションが進化の原動力として働いている可能性が高い。
6. 分析化学から。生物進化をする生物が誕生するとは、化学物質としての進化である化学進化である。アミノ酸の合成が地球上でできた過程を立証することが難しい。しかし地球外という条件ならこれに説明がつきそうである。火星やエウロパ、エンケラドゥス、タイタン、には非生物と生物の間の存在が見つかるだろう。環境が揃えば生命発生の確率は高いし、何らかの知的生物になる確率も高い。
7. 電波天文学から。宇宙空間には有機物がある。形態やレベルを問わなければどこかに地球外生命はいるだろう。
8. 惑星科学の立場から。火星の生命について。かつて水が海の形であったと考えられる。現在でもメタンが地中から吹き出していると考えられる。これが生物由来である可能性があるし、またメタンをエネルギー源とする最近の探索も面白い。エウロパ、タイタン、エンケラドゥスには地下海があると考えられ、特にエンケラドゥスでは生命活動の期待ができる。宇宙人に会いたければ、まず我々が滅びないこと。
9. 太陽系外惑星科学から。地球型惑星は宇宙でありふれている。知的でない生物がいる可能性は高い。
以下のような各分野からの論考です。
1. 微生物生態学から。極限生物の検討。超高圧、無光の深海にも動物(チューブワーム)がいる。陸上と海洋中よりも地中にいる生物の方が圧倒的に総重量が大きい。水と熱さえあれば生物は発生し、生きていける。だからエウロパにも生物はいるだろう。
2. 植物生理学の立場から。光合成の説明。その絶妙さから、地球上の生物の進化は奇跡的なことの連続としか考えられない。原始的な生命は宇宙にいるかもしれないが、知的に進化しているとは考えられない。
3. ケミカルバイオロジーの立場から。RNAワールド仮説の説明。生物はDNA、RNA、タンパク質のどの分子から始まったのか。タンパク質は自分自身を作ることができないので、どれだと考えても矛盾がある。それを説明する仮説として、RNAだけで構成された生物の世界がかつてあった、という説が登場し、まだ立証はされていないが否定もされていない。地球と似た環境の惑星があり、そこにRNA分子があれば、そこに生命が誕生している可能性はある。
4. 地学の立場から。地球誕生の歴史と生命の誕生の歴史について。2億年という短期間で生物が誕生したことを考えると、地球でなくてもどこでも誕生していておかしくない、との考え方。
5. ゲノム進化学から。共生について。ミトコンドリアはもともと別の生物に由来するものが細胞の内部に共生した。我々の祖先の生物がバクテリアを取り込んだ。地球外生命の存在・非存在を示唆するものではないが、仮に存在するとすれば、こうした共生によるイノベーションが進化の原動力として働いている可能性が高い。
6. 分析化学から。生物進化をする生物が誕生するとは、化学物質としての進化である化学進化である。アミノ酸の合成が地球上でできた過程を立証することが難しい。しかし地球外という条件ならこれに説明がつきそうである。火星やエウロパ、エンケラドゥス、タイタン、には非生物と生物の間の存在が見つかるだろう。環境が揃えば生命発生の確率は高いし、何らかの知的生物になる確率も高い。
7. 電波天文学から。宇宙空間には有機物がある。形態やレベルを問わなければどこかに地球外生命はいるだろう。
8. 惑星科学の立場から。火星の生命について。かつて水が海の形であったと考えられる。現在でもメタンが地中から吹き出していると考えられる。これが生物由来である可能性があるし、またメタンをエネルギー源とする最近の探索も面白い。エウロパ、タイタン、エンケラドゥスには地下海があると考えられ、特にエンケラドゥスでは生命活動の期待ができる。宇宙人に会いたければ、まず我々が滅びないこと。
9. 太陽系外惑星科学から。地球型惑星は宇宙でありふれている。知的でない生物がいる可能性は高い。
2013年5月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
たいへん興味のある題材で、買ってしまいました。
読むつもりでいましたがまだです。
こういう本は大好きです。
読むつもりでいましたがまだです。
こういう本は大好きです。