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翻訳の基本: 原文どおりに日本語に 単行本 – 2000/8/1
宮脇 孝雄
(著)
基本=原文どおり
<原著者が書いたとおりに訳す> この、当然のことが、いかに難しいか−−翻訳のベテランが、数多くの実例を挙げながら、<なぜ間違えてしまうのか><どうすれば間違いを減らせるのか>を指導します.翻訳家志望者の方々は、一項目ごとに「そうか!」と驚かれることでしょう。
<原著者が書いたとおりに訳す> この、当然のことが、いかに難しいか−−翻訳のベテランが、数多くの実例を挙げながら、<なぜ間違えてしまうのか><どうすれば間違いを減らせるのか>を指導します.翻訳家志望者の方々は、一項目ごとに「そうか!」と驚かれることでしょう。
- 本の長さ182ページ
- 言語日本語
- 出版社研究社
- 発売日2000/8/1
- ISBN-10432745141X
- ISBN-13978-4327451417
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商品の説明
商品説明
著者は、エンターテイメント翻訳のトップランナーとして、つとに評価の高い翻訳家。同時に、大学や翻訳学校の講師経験者であり、初心者にやさしく教えることにも長けている。さらに、『書斎の旅人』(早川書房)や『書斎の料理人』(世界文化社)などの名エッセイからわかるように、「書く」日本語に対しても並々ならぬ関心を持っているようだ。
本書は、そんな著者の特性が十分に生きた翻訳学習書。週刊の英語学習紙に連載した学生向きのコラムをまとめたものだが、豊富な実例を駆使しての懇切な説明は、詳細かつ具体的で、初心者に役立つだけではなく、中級以上の人にとっても、日本語の文章指南書として十分楽しめる内容になっている。
「大胆」や「細心」、「豪傑訳」や「小心翼翼訳」といった独特のネーミングを持った説明項目は、「ルール」として考えると、一見相互に矛盾だらけのように思える。しかし、著者のユーモアたっぷりの説明に導かれて、原文と訳文を行き来するうちに、「ああこれは杓子定規の『ルール』ではない、臨機応変な『心構え』のひとつなのだ」と納得がいく。翻訳は当てはめ作業などではとても対応できない、原文という相手に囚われた高度に人間的な作業だと、腑に落ちるのである。
構成は、第1章「翻訳の基本」、第2章「翻訳・要注意単語集」、第3章「訳文を改善する」と簡明で、そのあたりに編集側の努力が見える。楽しいと同時に、役に立つ1冊である。(今野哲男)
内容(「MARC」データベースより)
原著者が書いたとおりに訳す、という当然のことがいかに難しいか。翻訳のベテランが数多くの実例を挙げながら、どうすれば間違いを減らせるのかを指導する。『週刊ST』連載の「翻訳家ノート」をまとめる。
登録情報
- 出版社 : 研究社 (2000/8/1)
- 発売日 : 2000/8/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 182ページ
- ISBN-10 : 432745141X
- ISBN-13 : 978-4327451417
- Amazon 売れ筋ランキング: - 510,874位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 194位翻訳 (本)
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2005年2月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に痛快な知的思考の運動で脳みそのレクリエーションに最適です。エッセイごとの著者のしゃれっ気と落ちが絶妙です。かつ実用性に富んでいるのでまったく買って損なしという具合。翻訳作業は本当にまともに取り組む意志があればあるほど膨大な労力がかかり疲れ切ってしまいがちだけども、ユーモアと勇気を与えられます。あまり本気で翻訳をする必要がないひとも英語を訳すことがあるなら読むとぐっと訳出の質が上がると思うし、日本語もうまくなると思います。相乗効果が期待できるようです。一気に読めますから人を持つ間にでも…
2014年4月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトルもそうですし、裏表紙にも
第1章 翻訳の基本
I 翻訳家の基本姿勢
II 翻訳の原則
III 訳文の文体
第2章 翻訳・要注意単語集
I 単語は見かけによらぬもの
II イギリス言葉にご用心
第3章 訳文を改善する
I 訳文添削
II 翻訳語
III 英語に引きずられる
などと
てっきり翻訳の体系的な学習書かと思わせるような目次が載せてありますが
これは(良くも悪くも)「編集の妙」とでも言うべきもので
実際にはジャパンタイムス社の「週刊ST」に連載したエッセイから
適宜えり抜きして一冊にまとめ直した本です。
まあ、とうてい体系的とは言えませんが
一つ一つのエッセイはそれなりに面白く、また役に立つものが目白押しです。
ちなみに続編の「続・翻訳の基本」や「英和翻訳基本辞典」には
これよりももっともっと面白い事例がたくさん集めてありますので
この「翻訳の基本」はちょっと物足りないかな、というレベルの高い方でも
続編のほうを読まれれば十分に満足がいくのではないかと思いますね。
第1章 翻訳の基本
I 翻訳家の基本姿勢
II 翻訳の原則
III 訳文の文体
第2章 翻訳・要注意単語集
I 単語は見かけによらぬもの
II イギリス言葉にご用心
第3章 訳文を改善する
I 訳文添削
II 翻訳語
III 英語に引きずられる
などと
てっきり翻訳の体系的な学習書かと思わせるような目次が載せてありますが
これは(良くも悪くも)「編集の妙」とでも言うべきもので
実際にはジャパンタイムス社の「週刊ST」に連載したエッセイから
適宜えり抜きして一冊にまとめ直した本です。
まあ、とうてい体系的とは言えませんが
一つ一つのエッセイはそれなりに面白く、また役に立つものが目白押しです。
ちなみに続編の「続・翻訳の基本」や「英和翻訳基本辞典」には
これよりももっともっと面白い事例がたくさん集めてありますので
この「翻訳の基本」はちょっと物足りないかな、というレベルの高い方でも
続編のほうを読まれれば十分に満足がいくのではないかと思いますね。
2013年7月15日に日本でレビュー済み
つい先日、同じ著者の『
英和翻訳基本辞典
』を楽しく読んだことがきかっけで、この本も続けて手にしてみた次第です。ジャパン・タイムス発行の『週刊ST』に連載した「翻訳家ノート」をまとめたエッセイ集です。2000年刊行。
「翻訳の基本」とはありますが、この手の本を私は日本語で文章を書く際のヒントを得るために読むことにしています。
この本でも以下の点が参考になり、自分が今まで書いた文章を思わず見直してしまいました。
・読点の打ち方次第で意味が変わるようなら、それは下手な文である。読点の極意とは、すなわち読点を使わないこと。
・オノマトペは究極の常套句なので、どうしても陳腐な印象を与えることを肝に銘じること。
・オノマトペを表現するときは基本的にひらがなで書いたほうが落ち着く。
・動詞化したカタカナの外来語は使わないこと。(スタートする、オープンする 等)
・「会社を解体」「婉曲に要求」などと、漢語を二つつなげるのは避けたほうが良い。「会社をばらばらにする」「遠回しに要求する」と和語的な表現に書き換えると形が整った文章になる。
この本には『 続・翻訳の基本 』という続編があるそうなので、近いうちにそちらも手にしてみることにします。
「翻訳の基本」とはありますが、この手の本を私は日本語で文章を書く際のヒントを得るために読むことにしています。
この本でも以下の点が参考になり、自分が今まで書いた文章を思わず見直してしまいました。
・読点の打ち方次第で意味が変わるようなら、それは下手な文である。読点の極意とは、すなわち読点を使わないこと。
・オノマトペは究極の常套句なので、どうしても陳腐な印象を与えることを肝に銘じること。
・オノマトペを表現するときは基本的にひらがなで書いたほうが落ち着く。
・動詞化したカタカナの外来語は使わないこと。(スタートする、オープンする 等)
・「会社を解体」「婉曲に要求」などと、漢語を二つつなげるのは避けたほうが良い。「会社をばらばらにする」「遠回しに要求する」と和語的な表現に書き換えると形が整った文章になる。
この本には『 続・翻訳の基本 』という続編があるそうなので、近いうちにそちらも手にしてみることにします。
2012年10月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2週間ほど前に他の翻訳関連書2冊と共に購入しました。他の2冊はすらすら読めましたが、この書はなかなか進まずにまだ三分の一しか読めていません。そのような状況でレビューを書くのは不公平と承知で、そして読み終わった時点で書き直すことを前提として現時点での感想を述べます。
まずタイトルから「原文どおりに日本語に」するにはどのように訳すかの手ほどきを期待していましたが、実際の内容は雑誌の連載物をまとめたせいか一つ一つの項目は深く書かれておらず、著者の思い出したことをエッセイ感覚で書いたような印象を受けました。気楽な読み物としてはいいのでしょうがタイトルとやや堅苦しい感じの製本とのギャップが大きいように思います。役に立つ知識ももちろん数多く載っていますが内容の濃さの割には値段も高く、また失礼ながらやや上から下を見るような文面も所々に感じました。これが文庫本でもう少し内容にあったタイトルであれば星4つの価値はあるでしょう。
星を増やしたくなることを願って残りの三分の二を読んでみます。
ちなみに同時に購入した鈴木主税著「私の翻訳談義」は気楽な読み物としてとても面白く、安西徹雄著の「英文翻訳術」は雑誌の連載をまとめた文庫本であるにもかかわらず翻訳手引書としても親切かつ濃い内容だと思いました。
まずタイトルから「原文どおりに日本語に」するにはどのように訳すかの手ほどきを期待していましたが、実際の内容は雑誌の連載物をまとめたせいか一つ一つの項目は深く書かれておらず、著者の思い出したことをエッセイ感覚で書いたような印象を受けました。気楽な読み物としてはいいのでしょうがタイトルとやや堅苦しい感じの製本とのギャップが大きいように思います。役に立つ知識ももちろん数多く載っていますが内容の濃さの割には値段も高く、また失礼ながらやや上から下を見るような文面も所々に感じました。これが文庫本でもう少し内容にあったタイトルであれば星4つの価値はあるでしょう。
星を増やしたくなることを願って残りの三分の二を読んでみます。
ちなみに同時に購入した鈴木主税著「私の翻訳談義」は気楽な読み物としてとても面白く、安西徹雄著の「英文翻訳術」は雑誌の連載をまとめた文庫本であるにもかかわらず翻訳手引書としても親切かつ濃い内容だと思いました。
2006年1月8日に日本でレビュー済み
私は今のところ翻訳家ではないのだが、読み物として非常に楽しめた。ときに翻訳家がやってしまうという、「余計なお世話訳」など、笑える風刺が多くあった。だが、笑い話だけではなくそんな中にプロを感じさせる一節もあった。第1章'V中-採点官はもういない-は私が感心した話の一つだ。いささかこだわりすぎの部分も感じたが、この著者はそれを自覚していて、そういった細かいことにこだわるのが翻訳家として適切なスキルだと思っているらしい。
とにかく、読み物としてもお勧めできます。
とにかく、読み物としてもお勧めできます。
2018年3月5日に日本でレビュー済み
著者の上から目線が節々に感じられる本です。
おそらく若い人には合わないと思います。
翻訳に正解はないはずですが、割と「こうすべき」と言い切る著者の意見には疑問が多く残りました。
おそらく若い人には合わないと思います。
翻訳に正解はないはずですが、割と「こうすべき」と言い切る著者の意見には疑問が多く残りました。
2006年2月9日に日本でレビュー済み
「基本」とありますが、連載コラムをまとめたという体裁からして、応用に近く、目次からもそれが見て取れると思います。内容は、大変ためになり、非常に面白く読めました。勉強になりました。翻訳の勉強のために読みましたが、日本語文章論としても意味があると思います。この種の翻訳教授書は、えてして他人の悪訳例をあげて、それを指摘するのが常道であり、それがまたとてもいい教材になりますが、うっかりすると、いやみの度が過ぎたりもします。しかし、本書にはそういったところがなく、さわやかです。