先日購入したcrucial製SSD CT256MX100SSD1を分解、ベンチマークテスト、消費電力測定を実施しました。
まずは節電装置の有無からチェックします。
■LPMの対応チェック
LPM(節電装置)の対応をチェックしました。
LPM(HIPM)には対応していませんでした。
■分解
分解して中のコントローラーを見ると
コントローラはマーベル
88SS9189BLD2
KWL8L 3JW1334 B2E
TWと記載がありました。
中にはピンクの放熱材、もしくは衝撃吸収材が確認できました。
本体の裏側にQRコードがあり、気になったので読み取ってみると
PN:542-24837LT:R003526L12
DN:08050-10176-41-A MF:FOXCONN
ID:20131228-5F33-5F33-4837-000000005F33
と書かれたテキストが出ます。
おそらくロット管理用のIDでしょう。
本SSDは電力損失保護機能を搭載しているので、ファイルの保存中に突然電力供給が途絶えたとしても、データが失われることはありません。とメーカーHPに記載がありました。
分解した中にコンデンサー(蓄電器)らしきものを発見。
ここの部分に電力を貯める事によって、保存中に突然電力供給が途絶えても一瞬だけ書き込みを持たせて
データの消失に備えているのだと思います。
■CrystalDiskMark3によるベンチマーク
CrystalDiskMarkテストは64ビット版で実行。
1,000MBでテストを掛けました。
テスト結果の画像が張れないので、テキストで掲載します。
seq Read 498MB/s Write 348MB/s
512K Read 448MB/s Write 346MB/s
4k Read 29MB/s Write 74MB/s
4kQD32 Read 268MB/s Write 257MB/s
これにSSD高速化ソフト
快速SuperDrive「プチフリバスター Duo drive」を適用するとスコアがこの様に伸びました。
http://amzn.to/1uW9V6u
プチフリバスター Duo drive適用後
seq Read 2273MB/s Write 4334MB/s
512K Read 2164MB/s Write 3498MB/s
4k Read 87MB/s Write 109MB/s
4kQD32 Read 402MB/s Write 100MB/s
■消費電力測定テスト
ベンチマーク測定時にSSDとPCを繋ぐ5Vの電源供給ケーブルに0.1Ωの抵抗を入れこの間の電圧を測定し、流れる電流を逆算しました。
消費電力、待機電力共に高い傾向にあります。
本SSDの消費電力は以下の通りです。
・最大消費電力:3.5W = 5V × 0.71A
・待機時消費電力:1.1W = 5V × 0.22A
■総評
CrystalDiskMark3の結果を見ると、最近計測したSSDの中ではCFD販売のSSDに次いでスコアが良い部類に入ってきます。
LPMに対応していないという事で引越し先のSSDとしてお考えの場合は注意してください。OSをクリーンインストールする場合は問題ありませんが引越しの場合、もしも、LPMを極め打ちで指定するソフト、ドライバ等が入って居る機材ではLPM問題が起きます。
消費電力、待機電力は高めです。
しかし電力損失保護機能は、ファイルの保存中に突然電力供給が途絶えたとしても、データが失われることが無いので評価できます。
ブランド | Crucial(クルーシャル) |
---|---|
メーカー | Crucial(クルーシャル) |
製品サイズ | 13 x 1.91 x 13 cm; 140.61 g |
商品モデル番号 | CT512MX100SSD1-NEW |
メーカーにより製造中止になりました | いいえ |
フォームファクタ | 2.5インチ |
商品の寸法 幅 × 高さ | 13 x 1.9 x 13 cm |
スタンディングスクリーンディスプレイサイズ | 2.5 インチ |
HDD容量 | 500 GB |
HDDインターフェース | Serial ATA |
同梱バッテリー | いいえ |
商品の重量 | 141 g |